アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのエキゾーストノートがよく分かる動画公開に。
シルバーストーンを走る様子を収めたものですが、その迫力ある音を楽しめる内容となっています。
アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのエンジンは「ファラーリにインスパイアされた」と言われますが、それも納得のサウンドですね。
なおジュリア・クアドリフォリオのエンジンはV6で、フェラーリのエンジンはもっとも小さいものでもV8。
そこに共通性はないように思えますが、アルファロメオ・ジュリアQ4のエンジンはフェラーリ・カリフォルニアT用のエンジンとボア/ストロークが同じで、当然ながら1気筒あたりの排気量も同じ(481cc)。
Vバンクの角度もカリフォルニアT用と同じ「90度」で、つまりカリフォルニアT用エンジンの8気筒を正確に「2気筒だけ削った」のがアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ用のエンジンということになります。
その他フェラーリ488GTBに採用されるアクティブエアロデバイスと同等の技術、カーボンファイバーの採用など「(セダンに対しては)やりすぎ」と思えるほどの装備を誇り、その結果として0-100キロ加速3.9秒、ニュルブルクリンクにおいては新型ポルシェ・パナメーラを抑えて「サルーン最速」の座に就くことに。
動画では空ぶかし状態、走行状態のエキゾーストノートを確認できますが、空ぶかし状態だと回転落ちが遅いように思えますね(ターボラグをなくすために意図的なものと思われる)。
音質はメルセデスAMGのアメリカンV8っぽい音とは異なり、フェラーリっぽい乾いた高めのサウンドであるように思います。
アウトバーンにて、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオが時速300キロに挑戦する動画。
ジュリアQ4はニュルブルクリンクを7:39というポルシェ・パナメーラ・ターボSよりも6秒速いタイムで周回し(パナメーラの天下は短かった)、「ニュル最速サルーン」の称号を持っていますが、何と言ってもフェラーリ由来のエンジンやアクティブエアロを持つことが最大の特徴。
エンジン型式は(フェラーリとは異なる)V6ですが、これはフェラーリV8から「2気筒削っただけ」でボア/ストロークとも実際はフェラーリと同じ。
カーボンパーツも多用しており前後重量配分は50:50。
まさにフェラーリのサルーン版と言っても良さそうな車で、フェラーリオーナーに人気が出るのでは、とぼくは考えています。
アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのスペックは下記の通り。
最高時速 時速307キロ
0-100キロ加速 3.9秒
駆動方式 4WD
車体重量 1524キロ
動画では相当な速度でアウトバーンを走行し続けていますが、車線変更も比較的安定しており、「まさかアルファロメオがこんな(ハイパフォーマンスな)セダンを作るとは」と驚かされる部分があります。
アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオとBMW i8とのドラッグレース。
ジュリアQ4は510馬力、0-100キロ加速は3.9秒、最高時速は305キロ。
対するBMW i8は362馬力、0-100キロ加速は4.4秒とされています。
もともとBMW i8は加速を競うような車ではありませんが、エレクトリック化された4WDということでスタートダッシュは期待できるかと考えたものの、同じように4WDの方レイアウトを持つジュリア・クアドリフォリオには終始リードされている模様。
なおBMWはi3にハイパフォーマンスモデル「S」を追加すると言われますが、i8については上位モデルのウワサは今のところ無し。
BMWは「iブランドは走りを追求するものではない」としておりMシリーズの投入も無いとしているものの、このままではパフォーマンス的に物足りなくなってきており、フェイスリフトにてパフォーマンスを向上させてくるのかもしれません。