| 意外と納屋に眠る「ミウラ」は多そうだ |
子供の頃に見せてもらったランボルギーニ・ミウラと大人になって再開し、そのオーナーとなった男の物語。
少年の頃に近くに住む老人にそのミウラを見せてもらいミウラの虜になったそうですが、その老人は他界し、その後ミウラの所在は不明に。
その後ミウラの消息をつきとめて購入し、無事にレストアを完了したそうですが、このミウラは時価にして3億円程度の価値がある、とのこと。
もちろんレストアを行った男性もガレージを見る限り相当なカーガイであることは間違いなく、深い愛情をミウラに抱いているようです。
なお実際にミウラをドライブしている様子も動画に収められていますが、ミウラがこうやって走行する様子は極めて珍しく、思いっきりアクセルをふかす様子もこれまたレア(座席の後ろにはいきなりエンジンが見える)。
これくらいの年式だと燃料ラインが危険、と語っていたり旧車のレストアにはかなりの知識や経験があるようですが、きっちりと手をいれるべきところへ手を入れており、だからこそこうやって思いっきり走れるのでしょうね。
関連投稿:ランボルギーニがクラシックカーのショーに「ミウラ・ロードスター」を展示
ランボルギーニが世界最大のクラシックカーショー、「2015 テクノ・クラシカ」にミウラ・ロードスターを展示する模様。
ミウラ・ロードスターは元来ランボルギーニが企画したものではなく、ILZLO(国際鉛亜鉛研究機構)がその技術をアピールするためにデモカーとして制作を行ったもの。
そのためランボルギーニではなくベルトーネがミウラのモディファイを行っており、クーペ版ミウラをベースにオープン化とそれに伴う補強、空力改善(フロントウインドウの角度も通常版と異なる)や足回りの強化を行っています。
亜鉛合金をアピールするために作られたものなので、ドアやグリル、細かいところではシフトゲートやギアノブなども変更されているそうで、オリジナルのミウラからの変更箇所は非常に多く、かつ手作業でカスタムされているために価値の高い一台と言えますね。
その後はショーに展示されたり、オークションにて複数のオーナー間を転々としたり(日本人が所有していた期間もある)、一時消息不明になっていたりしましたが、突如2008年のペブルビーチに登場したことで関係者を驚かせています。
今回展示のミウラはその2008年の状態(メタリックブルーの外装、ホワイトのシートに赤カーペット)のままですね。
今回はほかにヴェネーノ・ロードスターも展示するということで、新旧そして大変価値の高いロードスターが揃うことになります。
ランボルギーニはヒストリックカーをメンテする部門の立ち上げを公表していますが、その宣伝も兼ねるのかもしれません。
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