フェラーリ512TRをベースとし、自然吸気V12/4.9リッター(390馬力)エンジンを積むコンセプトカー、「Ferrari Formula Zagato 93」。
トランスミッションは5MT、0-100キロ加速は4.8秒、最高時速は313キロというスペック。
1993年のジュネーブ・モーターショーでデビューしたコンセプトカーですが、当時ザガートのデザイナーであったErcole Spada氏によるデザイン。
ザガートの特徴とも言える「ダブル・バブル」ルーフは健在で、ただし他モデルほどの盛り上がりはなく、しかもやや角ばった感じ。
フロントはF1マシンのように尖ったノーズを持っており、ホイールには空気抵抗を考えてかカバーが装着されています。
さすが90年代というか、今では考えられないようなリアサイドやリアグリルのプランシング・ホースがなんとも言えない味を出しています。
1993年から2017年では24年しか経過していませんが、24年前のコンセプトカーはこんな感じだった、というのもちょっと衝撃ですね。
オリジナルはレッドとブラックのツートンカラーですが、のちにザガートはこれをレッド一色にペイントし「ES1」と命名。
ただしカーボンファイバーを見せるためにリアデッキ、サイドステップは未塗装のままとなっています。
現在この「フェラーリ・フォーミュラ・ザガート 93」はザガートのショウルームにある、とのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=OuukhOd-VvQ