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アウディ/メルセデス/BMWのヘッドライト技術比較動画が公開。これが次世代ヘッドライトだ

投稿日:2017/02/05 更新日:

BMW、アウディ、メルセデス・ベンツのライトに関する技術を比較した動画が公開に。
この動画によると、事故のじつに30%は夜間に起きていて、運転中の情報の90%は視覚によるそうです。
要はそれだけライティング技術が重要ということですが、その配光だけではなくメカニズムについても解説した非常に有用な動画となっていますね。

https://www.youtube.com/watch?v=u761kLWdY8s

トップッバッターはアウディの「マトリクスLED」ですが、これはすでに様々な方面でその技術についてプロモーションが行われているのでよく知られるところ。

次はメルセデス・ベンツのハイ・ディフィニション・デジタル・ライティング・システム。
これは3列に並んだ84個のLEDが配光を最適化するもの。
照らしたいところを照らしたいだけ照らすシステムで、動画中のデモを見るとけっこう画期的。

最後はBMWアダプティブLEDヘッドライト。
これもアウディのマトリクスLEDに近いものですが、考え方はメルセデス・ベンツとも似ています。
いずれのメーカーも目的は同じですが、特許の関係かアプローチはそれぞれ異なるようですね。


関連投稿:アウディが「未来のライト」を解説。R8に搭載のレーザーライト等を紹介する動画

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アウディが「未来のライトテクノロジー」を紹介する動画「Speed of Light」を公開。
過去のライトから現代、未来までをわかりやすく示しています。
車に求められる安全性能、そして年々向上する速度に対応してライトも性能を向上させねばならないのが本来あるべき方向だと思いますが、それをアウディなりに示したものと考えられます。

やはりレーザーライトは非常に画期的で、これから登場するOLEDにも期待ですね。

メルセデス・ベンツも新型Eクラス向けに昼と夜とで光り方の変わるテールランプを導入するようですし、各社の争いは自動車そのもの(走行性能)とは別のところでも展開される時代になったと言えます。

光り方と言えばBMWで、こちらもレーザーそしてOLEDに対して積極的な姿勢を見せていますね。

関連投稿:アウディが新型A4に搭載のLEDマトリクスヘッドライト動作を動画で説明

スクリーンショット 2015-08-07 7.10.49のコピー

アウディが新型A4に搭載されるLEDマトリクスヘッドライトの概要を公開。
動画ではその作動内容(ロジック)が紹介されていますが、これは非常に便利っぽいですね。

日本の都心部に住んでいると必要はないかもしれませんが、これを必要とする環境も多いはずで、かなり有用なのではないかと思います。

ただし構造的にどうしてもスペースを要すること、複雑になること、そのために重量が嵩むであろうことを考えると、価格・重量的にスポーツカーに搭載するのは難しいのかもしれません(ユニットを動かし照らす方向を変えるシステムくらいか)。

関連投稿:アウディがブリュッセル街頭でLEDマトリクスライトのデモを実施(動画あり)

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アウディがA4に採用されるアダプティブLEDマトリクスヘッドライトのキャンペーンをブリュッセルの街頭で実施。

アウディA4のヘッドライトで通行人などをスポットライトのように照らしだすというものですが、動画を見るとたしかに非常に安全性が高そうです。
同時にいかにアウディのヘッドライトコントロール技術が優れているか(そしていかに力を注いでいるか)も理解できますね。

今後はほかメーカーにもこういった装備が追加されるようになるのだと思いますが、選べる機会があればぜひ選んでみようと思います。

関連投稿:ライト一つもでこれだけ変わった。電球からレーザーまで自動車ヘッドランプの歴史

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アウディが動画「Speed of Light」を公開。
ヘッドライトの歴史を紹介するものですが、自動車と消費者、市場との関係においても非常に興味深いものです。

最初はオイルランプから始まった自動車のヘッドライトですが、そのうちフィラメントを使用した電球になり、じきにキセノン(HID)ヘッドライトが登場。
このときまでヘッドライトは「光って道を照らす必要がある」という最低限の条件から「より明るく」という要件に進化しているわけですね。

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HIDの時代においては「明るいこと」が標準化され、次は「より白く(色温度)」という「色」が要件に追加。
人々は「より青白く」を求めるようになり、その後は明るく白く、そしてより効率的なLEDヘッドライトが登場。

なおLEDの普及によって新たに発生した価値観が「どう光るか」で、これはBMWのエンジェルアイ(イカリング)、アウディのデビルアイのように「光る”形”」にこだわる、というものですね。
つまり光るだけでは不十分、明るいだけでも不十分、光る形が重要、というところへシフト。
これは今でも継続しており、メルセデス・ベンツのカニやバタフライ、ポルシェのクワッドLED、ランボルギーニのY、ボルボのトールハンマーなど、そのブランドを象徴する形状が求められるまでに必要性が高くなっていますね。

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その後はマトリクスLEDを使用して必要な範囲を照らす、またヘッドライトではありませんがシーケンシャルターンシグナル(ウインカー)など「どう光が動くか」が重要に。
さらには車の走る速度が速くなり、それに対応できるように「より遠くを照らせる」レーザーヘッドライトの時代が到来しつつあるわけですね。

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つまりヘッドライトは「光ればいい(電球)」→「より明るく(HID)」→「より白く(HID)」「より効率的に(LED)」「どう光るか(LED)」→「どう光が動くか(LED/OLED)」→「さらに遠くを照らす(レーザー)」と変遷しており、これはメーカーが他社とどう差異を演出するかというセールス的側面と、消費者が車を選ぶときに意外とライティングも考慮にいれるようになったという市場の要望としての側面があると思います。

ヘッドライトの内部構造においても、おわんのようなリフレクターにカットの入ったガラスを被せただけのものから、今やなにかのオブジェのような近未来的構造を持つ複雑な形状へと進化しており、自動車において目に見える部分でのかなり大きな変化と言えますね。

 

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