マクラーレンF1は1993年に発売されたスーパーカーですが、マクラーレンは最近そのルーツを振り返る動画を公開したり、とF1にスポットライトを当てています。
今回紹介されるのは「マクラーレンF1 HDF」で、これはLMスペックの680馬力エンジン搭載、そして外装にはダウンフォース強化エアロキットが装着されたモデル。
わずか二台のみが製造されたとのことですが、その名称の由来は「ハイ・ダウンフォース・パッケージ=High Downforce Package =HDF」から(マクラーレンはロングテール=LTなど分かりやすいネーミング多し)。
その名の通り巨大なリアウイング、フロントスポイラーが特徴となっており、エンジンはF1 GTRのパーツを使用することで通常のマクラーレンF1に比べて許容回転数は+1000回転。
パワーアップに際してラジエターも要領を拡大され、エキゾーストシステムも刷新されています。
公道走行は可能ですが、乗り味は「レーシングカーそのもの」とのことで、かなりスパルタンな車であることは間違いなさそうですね。
なお、このマクラーレンHDFについて、二台製造されたうちの一台は2015年のオークションにて16億円程度で落札されている模様。
ちなみにマクラーレンにはマスタングをカスタムした車、メルセデス・ベンツSLRをチューンした車両などが存在しており、ぼくは今回のマクラーレンF1 HDFと合わせてニュースになるまで全く知らなかったのですが、他にも「謎車両」がたくさんありそうですね。