トヨタ・ランドクルーザーのレストアで有名な「FJカンパニー(マイアミ)」が新たにレストアしたランドクルーザーを公開。
今回は1972年のFJ40ですが、FJカンパニーは単に元通りにレストアするのではなく、オーナーの意向などを取り入れて「カスタム」も同時に行うのが特徴。
さらにはライティング類をLEDにするなど、最新の装備を取り入れることでも有名です(そう考えるとジンガーポルシェのランドクルーザー版と言えるかもしれない)。
レストアにあたっては完全に分解し、エアコンやシートヒーター、防水オーディオシステムも追加。
外観はちょっとワイルドな雰囲気となっています。
エンジンはリビルトした3F-E、トランスミッションは5MTとオリジナルをそのまま活用。
しかしサスペンション、ステアリング(パワステ追加)、ブレーキは現代の仕様へとアップグレードされています。
ボディカラーはメタリックオレンジ、トップはブラック。
レストアには数年を要したそうですが、オーナーさんにとっては「子供の頃からの夢」だったそうで、きっと満足の行く仕上がりだと思います。
レストアの費用は年式や内容によってもちろん異なりますが、約600万円から受け付けている、とのこと。
こういった細かいところを見るともはや「新車レベル」、もしくは耐久性を考えると「それ以上」かもしれない、と思います。
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トヨタ・ランドクルーザーのレストア車両が公開に(以前も公開されており、今回は北米で二例目)。
これは1982年せいのFJ43で、「FJカンパニー」によってレストアされたもの。
今回は車体を全部分解し、フレームに至るまでのレストア作業となっていますが、画像の通り完全に「新車」レベルに仕上げられています。
加えてエンジンは現在の燃料噴射式に変更され210馬力に。
さらにはパワーステアリングも装備され、ロールケージ、レカロシート、ウインチ、PIAAのアディショナルランプなどの装備も追加し、本格的な走行や使用においても現代の車にひけをとることはなさそうですね。
スイッチ周りも完璧。
バッテリーはドライタイプのようですね。
エンブレムまで完璧にレストア。
バックルやストラップが超レトロ。
加工品質は現代レベルです。
タイヤ、ホイールも現代風。
レカロ製バケットシートにスパルコのハーネス。
ぼくの中では「80年代の車」というとレストアが必要なほど古くないという認識なのですが、現実的には80年代の希少車においては多くのレストア例が報告され、「もうそんな時期に来ているのか」と考えると愕然とするものがります。
それにしても仕上がりが美しく、このコンディションを維持するために「乗りたくない」と思わせるほどですね。