BMWが昨年10月、今年4月に続き、7/1からまた値上げ。
ただし今回は5シリーズとミニ・クロスオーバーのみとなっており、「最近発売されたモデル」が値上げの対象、ということに。
値上げ幅はおよそ1.9%で価格にするとBMW5シリーズで15〜19万円ほど、ミニ・クロスオーバーで7万円ほど、となっています。
新価格は下記の通りですが、特に理由の発表はありません(昨年10月の値上げの際には「原材料費の高騰、輸送費の高騰をカバーできなくなった」と発表があった)。
BMWが4/1からの新価格発表。最廉価モデル118iは310万、最も高価なのはM760iの2466万円
値上げの発表とともに公表されたのがミニ・クロスオーバーJCW(ジョン・クーパー・ワークス)の発売。
5/31より発売し、価格は556万円、となっています。
先代クロスオーバー同様にパワーアップと専用JCWエアロパーツの装備が特徴ですが、トランスミッションは8ATとなり、電制デフ(EDLC)も装備。
安全装備もベーシックモデル同様に充実しており、アクティブクルーズコントロール、衝突回避・被害軽減ブレーキ、前車接近警報などを備え、高い安全性も誇ります。
4WDシステム「ALL4」は100%トルクを後輪に振り分けることも可能で、つまり「FR状態」を作り出すことも可能に。
0-100キロ加速は6.3秒、最高時速は233キロをマークし、かなりなパフォーマンスを持つSUVとなっています。
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ミニ・クロスオーバーに「JCW」設定。状況によっては「後輪のみ」の駆動も可能に
ミニが「クロスオーバー」にジョン・クーパー・ワークスを設定。
エンジンは他モデルと同じ2リッターガソリンエンジンで出力は231馬力となっています。
駆動輪は4輪で、0-100キロ加速は6.5秒とかなりの俊足ぶりを発揮。
なおトランスミッションは標準が6MT、オプションでATが選択可能ですが、ミニは今だと数少ない「標準でMTが選べる」ブランドになってしまいましたね。
標準モデル(クーパーS)に比較した変更内容はサスペンション、ブレンボ製ブレーキシステム、専用18インチアルミホイール、エアロパーツなど。
なお「必要な時以外」駆動力は後輪のみへと配分することも可能(つまりFRに)としているものの、「ALL4」ではないモデルは「FF」となり、同じクロスオーバーであっても「FF」「FR」が混在する、という非常に稀なケースになります(おそらくFRなのは直線のみ、コーナリングでも瞬間的だとは思われますが)。
ミニ・クロスオーバーに限ったものではありませんが、最近だと4WDシステムの進化やハイブリッド化(たとえば前輪はモーター、後輪はガソリンエンジン駆動など)によって同じモデル、もしくは一台の車両の中でも駆動方式が変化する車があり、しかしメーカー側としてはどの駆動方式であってもドライバビリティや安全性を損なうわけにはゆかず、このあたりのセッティングも年々複雑化しているのだろう、と考えます。
内装も当然ながら「JCW」仕様へとアップグレードされることになり、専用シートやステアリングホイールなどを装備。
なおステアリングホイール、シフトレバー、ルーフライナーはアルカンターラで仕上げられ、「レーシングカーっぽい」内装になっているようですね。
新型ミニ・クロスオーバーJCW発表。日本での発売はいつ?
ミニ・クロスオーバーJCWが発表に(発売は4月予定)。
ほかのJCWモデルと同じくエンジンは2リッターターボで228馬力を発生。
標準は6MTとなりオプションで8ATを用意するもの同様です。
0-100キロ加速は6.3秒、最高速度は233キロ。
エキゾーストシステムはフラップを備え、これが開くと豪快なサウンドを楽しめるようですね。
サスペンションも強化されブレーキシステムはブレンボ。
ダイナミック・ダンパー・コントロール採用にて快適な乗り心地も実現している、とのことです。
もちろん外装もJCW。の流儀に則ってチューンされ、フロントバンパーはアグレッシブな形状になりヘッドライトはLEDに。
このバンパーは新型クロスオーバーにて大型化されたヘッドライト、テールランプとの相性がよく、車自体をよりダイナミックに、そして車格をワンランク上に見せているようにも思います。
ボディカラーにはJCWモデル専用となるレベル・グリーンとチリ・レッドのコンビネーションカラーも選択可能。
日本だとまだ新型ミニ・クロスオーバーそのものが発表されていませんが、おそらくはいつものように3/2(ミニの日)には発表されるものと思われます。