アメリカにて、自動車における「もっとも保険料が高い車」が発表に。
アメリカにおける保険料は「年齢、性別、未婚/既婚、運転歴、信用状況、居住地」等によって決定されるとのことですが、やはり大きく関係するのはその車の「事故率」。
これは日本でも同じで、事故率の高い車ほど保険の料率が高くなっています(実際には修理費用も勘案され、事故率が低くとも修理費用の高いエキゾチックカーは料率が高い)。
アメリカでは日本に比べると保険料の累進性が高いとされ、保険料が高いモデルは「とことん高く」なる傾向にあり、そのためにトヨタ・スープラ(80)は北米での販売を取りやめ(保険料が高いので車が売れない)、マツダRX-8は保険料の高くなる「2ドアクーペ」というくくりを逃れるために「観音開きの小さいドア」を無理に取り付けたほど。
それくらい保険料が自動車そのものの販売に及ぼす影響が大きいということになりますが、現在アメリカで最も保険料が高い車は「ダッジ・ヴァイパー」。
これは年間で45万円ほどで、一般的とされるホンダ・オデッセイの13万円に比べて3.5倍ほど。
ただ、90年代はかなり保険が高くフェラーリで「200万円くらい」と聞いたことがあり、それに比べると現在は全般的に引き下げとなっているのかもしれませんね(実際に現在アメリカではスポーツカーの人気が高まっており、やはり保険が下がったのかもしれない)。
ポルシェ・パナメーラSで年間38万円、メルセデスAMG S63でも38万円程度とされ、ハイパフォーマンスカーはやはり「かなり高い」部類となるようですね。
なお日本の保険料は主に年齢、事故歴、そして車側だと「車両、対人、対物、傷害」という要素で決定されることに。
上述のように修理代金が高い車や事故率の高い車の「車両」料率は高くなる傾向にありますが、BMW i3は事故率が低いと思われるものの、カーボン製モノコックを採用しており修理が困難なためか「車両」においては最高ランク(ウラカンと一緒)。
国産車で、修理費用が輸入車ほど高くなくとも「事故率の高い」WRX STIやランサーエボリューションもやはり「車両」がかなり高くなっているようですね。
参考までに、ぼくが今まで所有した車の一部において、料率は下記の通り。
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4 車両8、対人6、対物5、傷害4
レンジローバー・イヴォーク 車両7、対人4、対物4、傷害4
アウディTT 車両5、対人4、対物4、傷害4
ポルシェ911カレラ(997)車両7、対人6、対物5、傷害4
BMW i3 車両8、対人4、対物5、傷害4