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【動画】テスラ最大のライバル、リヴィアンが放つ「R1T」のレビューが公開!ガソリン車では実現できない機能が満載、株価が暴騰したのも納得の新世代EV

2021/12/01

【動画】テスラ最大のライバル、リヴィアンが放つ「R1T」のレビューが公開!ガソリン車では実現できない機能が満載、株価が暴騰したのも納得の新世代EV

| 正直、ここまでよく出来たクルマだとは思わなかった |

おそらくはこれから販売が加速することになるだろう

さて、アメリカではEVスタートアップ「リヴィアン(Rivian)」の記念すべきファーストモデル「R1T」の納車が始まっており、大きな盛り上がりを見せています。

リヴィアンは2009年に設立された新興電気自動車専業メーカーで、しかしフォードやアマゾンの出資を受けたこと、アマゾンがリヴィアンに10万台のデリバリー用バンを発注したことでも話題に。

【動画】この発想はなかった!米EVスタートアップ、リヴィアンが「その場でくるくる回転できる」タンクモードを披露(ただしいつ使うのかは不明)

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そして会社としてのリヴィアンにおいてもっとも注目すべきイベントは「株式公開(IPO)」ですが、2021年11月10日に株式を(米国にて)公開し、公開数日後にはGMの時価総額を超えてテスラ、トヨタに次ぐ第三位の時価総額を持つ自動車メーカーにまで株価が上昇しています(ティッカー:RIVN)。

さすがにその後、株価はいったん下落することになるものの、現在は堅調な動きを見せており、ここからさらに上昇に転じる可能性も感じさせるほど。

上場間もないルシードの株価がこの1月で2倍になり時価総額がGMと並ぶ!上場数日しか経たないリヴィアンに至っては時価総額がテスラ、トヨタに次ぐ「自動車業界3番目」に
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| 期待の高さは理解していたが、さすがにここまで株価が上がるとは思わなかった | ただし、本当の実力が試されるのはこれからだ さて、テスラの株価はいったん下げた後に上昇へと転じていますが、同時に上昇を ...

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リヴィアンR1Tはこんなクルマ

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そこでこのリヴィアンR1Tのレビューが人気ユーチューバー、ダグ・デムーロ氏によって公開されており、その内容を見てみたいと思います。

まず、このリヴィアンR1Tは見ての通りのピックアップトラックではあるものの、ちょっと未来的、そしてキュートともいえるルックスを持っていることが外観上の大きな特徴。

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ある意味では(直接のライバルとなる)テスラ・サイバートラックの真逆を行っているとも言えますが、実際に「サイバートラックの男臭さに馴染めない」人々がこの都会的なラグジュアリーピップアップに流れているといい、リヴィアンの目の付けどころは「なかなか」だったのでしょうね。

スペック的には「800馬力、バッテリーパック135kWh、300マイル以上の航続距離」などハイスペックを誇り、そのぶん価格も安くはなく、おおよそ7万ドル(約800万円)というプライスタグを掲げます。

リヴィアンR1Tは「新興メーカーが最初に作ったクルマとは思えない」ほどの完成度を持っている

そして動画を見て驚かされたのが、あちこちに盛り込まれた創意工夫。

まず、キーはこんな感じでアウトドアテイスト満載の形状を持っています(南京錠のように、シルバーのU字部分が開閉してカラビナのようにも使える)。

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空気抵抗を低減するためにドアハンドルはポップアップ式。

この部分にかかわらず、R1Tは随所にエアロダイナミクスを最適化するためのデザインや構造を持つようですね。

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リヴィアンR1Tの顔つきはこんな感じでユーモラスな印象も。

そのため、女性がオーダーするケースも多いと報じられています。

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充電中はこんな感じでヘッドライトの中間にあるストリップが発光することになり、こういったところは実際に所有するオーナーさんに対しても日常的に満足感を与えてくれそうですね。

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リヴィアンR1Tは独自の機構も持っている

そしてリヴィアンR1Tの持つ、そして他にはない特徴が「ギアトンネル」。

こんな感じでリアタイヤ前のリッドをパカっと開くことができ・・・。

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113kgまでの人やモノを乗せることが可能です。

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さらにこのギアトンネルはこんな感じで左右貫通。

これはプロペラシャフトを持たない、スケートボード型シャシーを採用するEVならではの構造であり、既存自動車メーカーには考えつかないアイデアかもしれません。

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そしてここには様々なモノを積むことができるほか、オプションでは2口コンロ付きのキッチンも搭載可能。

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加えてR1Tは収納性に優れ、大容量のフロントトランク、4フィート(テールゲートを開けた状態では7フィート)のベッド(荷台)を持ち、ベッドにはロック式パワートノカバー、エアコンプレッサー、コンセント、フルサイズのスペアタイヤなどが収納されています。

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リヴィアンR1Tのインテリアはこうなっている

そしてこちらがリヴィアンR1Tのインテリアですが、デザイン性・質感ともに非常に高く、外装同様に「とても新興自動車メーカーが初めて作ったとは思えない」クオリティ。

センターコンソールから充電できるランタンとBluetoothスピーカー、ロールス・ロイスの傘のようにドアに内蔵されたLED懐中電灯など、一風変わった、しかし実用性の高い装備も見られ、なにかと「乗って出かけたくなる、乗るのが楽しくなる」クルマのようにも思えます。

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なお、機能の多くはタッチパネルにて操作することになり、頻繁に使用する機能は簡単にアクセスできるようになっているなど、まるで老舗自動車メーカーもしくはそれ以上の使いやすさを備え、加えて液晶の表示がグラフィカルだったり楽しかったり、やっぱり「使うのが楽しくなる」ような演出がなされています。

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シートやセンターコンソールはシンプルですが高いデザイン性を持っていて、安っぽさが感じられないところがいいですね。

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リアシートを跳ね上げると小物入れ(おそらく防水)が登場。

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その後ダグ・デムーロ氏は試乗に出かけますが、終始ご満悦で、運転していても楽しいEVであるということがわかります。

贅沢でありながら実用的、快適でありながら高性能、しっかりとしたハンドリングでありながらオフロード走行も可能であるなど、リヴィアンR1Tにはさまざまな要素が盛り込まれており、必ずしもどれかがずば抜けて優れているというわけではないものの、すべての要素においてまんべんなく優れているようですね。

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そしてこちらは「ダグスコア」なる、レビューを行ったクルマの成績表。

これを見るとリヴィアンR1Tは堂々の一位に輝いていますが、たしかにレビューを見ていると「ガソリン車の代替ではなく、積極的に選びたくなるEV」「EVならではのメリットを活かし、新しい発想で作った新しいクルマ」「乗って、使ってこそ楽しいクルマ」ということがよくわかり、エコなだけの退屈なEVとは全く異なる乗り物であるのは間違いなさそう。

こういった点を見るに株価が上がるのも納得であり、これからSUVボディのR1Sが発売されることを考えると、さらに株価が上がることになるのかもしれません(様子を見て株を仕込もうと思う)。

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人気ユーチューバーがリヴィアンR1Tのレビューを行う動画はこちら

参照:Doug DeMuro

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