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ヘネシーが「オープンモデル最速記録」更新を目指すヴェノムF5ロードスターを発表!内外装はアメリカンカラー、価格は驚愕の4億円オーバー

ヘネシーが「オープンモデル最速記録」更新を目指すヴェノムF5ロードスターを発表!内外装はアメリカンカラー、価格は驚愕の4億円オーバー

| なんとなくフロントのセンターがラ・フェラーリ・アペルタに似ているようにも |

限定台数は30台、クーペの25台よりも多く、価格も大幅アップ

さて、先般よりティーザーキャンペーンが展開されていたヘネシー・ヴェノムF5のオープンモデル、「ヴェノムF5ロードスター」が正式発表。

ヘネシーによると、このヴェノF5ムロードスターはヴェノムF5(クーペ)同様の性能を保有しており、搭載されるエンジンは1842馬力のV8ツインターボ「フューリー(Fury)」、最高速は483km/h(クローズ時)。

価格はクーペよりも95万ドル高価な300万ドル(約4億1000万円)に設定され、限定台数は30台、車体重量はクーペ比+45kgの1,475kg、そしてヘネシーは「生産が落ち着けば」最高速記録に挑戦するとコメントしていますが、自身の持つ「(ヴェノムGTスパイダーが記録した)オープンモデル最速記録」である427.4km/hからどれだけ伸ばせるのかはちょっとした見ものです。

Hennessey-Venom-F5-Roadster (1)

ヴェノムF5ロードスターはクーペにはない専用の装備も

ヴェノムF5スパイダーは多くをヴェノムF5クーペと共有しており、車体構造はカーボンファイバー製シャーシがそのベース。

ヴェノムF5クーペを設計する段階からオープン化を計画しており、そのためオープン化に際しては大きく手を入れる必要はなかったといい、よって「+45kg」というミニマムな重量増加にとどまったと考えられますが、このルーフは2つのラッチ、4本のクイックリリースボルトによって車体に固定されています(ルーフパネル自体はカーボン製)。

Hennessey-Venom-F5-Roadster (12)

ルーフの内張りにはアルカンターラが貼られ、その重量はわずか8kg、そしてメリノウール製の収納バッグと、ガレージ(またはリビングルーム)設置用としてカスタムメイドのディスプレイ台座が付属しているようですね。

なおホイールはヴェノムF5ロードスターの専用デザインで、フロント19インチ、リア20インチというサイズを持ち、素材はアルミニウム(鍛造)で、14本のスポークが2本づつ対になってヘネシーの「H」を表現するというデザイン。リム外周には「Roadster」の刻印がなされていますが、オプションでは「ポリッシュ」も用意されているようですね(このあたりはアメリカ市場、とくに高齢者の好みを反映しているのだと思われる)。

Hennessey-Venom-F5-Roadster (13)

ちなみにクーペではエンジンがほぼ見えないのに対し、このヴェノムF5ロードスターの車体後部にはガラス製のフードが装着され、これによってV8エンジンが見えるようになったという演出も。

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なお、エンジンそのものはGM製のLSシリーズをベースとしてチューニングがなされたもので、トランスミッションは7速オートマチック、駆動輪は後輪のみ。

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フードには熱を排出するためのホールが設けられ、シビアな熱に対する対策も伺えます。

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さらにはリアパネルも「穴だらけ」。

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ヘネシー・ヴェノムF5ロードスターのインテリアはこうなっている

そしてこちらはヘネシー・ヴェノムF5のインテリア。

ステアリングホイールはU字型、そしてその奥には大きな液晶ディスプレイが取り付けられています。

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ステアリング・ホイールのセンターはレーシングカーばりのコントロールダイヤルが与えられ、下の方にはイグニッションボタンも。

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シートはカーボンファイバー製の一体成型、そしてシートバックには「ソーセージ状」のパッド。

もちろんユーザーは自由に内外装のカラーを選ぶことが可能ですが、この個体に関しては「ブルーとレッド」というアメリカンなカラーを意図的に採用しているようですね。

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そしてドアグリップにもアメリカン。

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センターコンソールは(重心の最適化のためか)かなり狭く、おそらくはドライブモード変更用のダイヤル、USBソケット、ウインドウ昇降スイッチ、ギアセレクター等が配置されています。※ちなみにマクラーレン・エルバ等のオープンハイパースポーツとは異なり、スイッチ類に防水性はなく、よって雨が降ればすぐにルーフを閉じなくてはならない(ただ、外したルーフをクルマに積むことはできないようだ)

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そしてセンターコンソールにはシリアルプレートも。

なお、ヴェノムF5クーペは210万ドルという価格にもかかわらず「すぐに」予定生産台数の24台が売り切れてしまい、ヘネシーは「もっと限定台数を増やしておいても良かった」と考えたのか、今回のヴェノムF5ロードスターは結構多めの「30台」。

Hennessey-Venom-F5-Roadster (11)

しかもその価格を300万ドルという超高額に設定しており、ここからもヘネシーの「強気」を伺えますね。

参考までに、ヴェノムF5クーペは米国にて公道を走行するに際して必要な要件を満たしておらず、よって登録は「ショー&ディスプレイ」区分に沿って行う必要があり、そのため走行距離が年間わずかに制限されることに。

そしてこのヴェノムF5ロードスターも同様だとは思いますが、こういったハイパーカーで年間何千キロも走る人はいないものとおもわれ、そこは問題ないのかもしれません。

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