>その他アメリカ車

ヘネシーが1817馬力、最高速512km/h、そして世界でもっともパワーウエイトレシオに優れるハイパーカー「ヴェノムF5」の納車を開始

2021/11/29

ヘネシーが1817馬力、最高速512km/h、そして世界でもっともパワーウエイトレシオに優れるハイパーカー「ヴェノムF5」の納車を開始

| これまでの経緯を見るに、ヘネシー・パフォーマンスはブガッティ・シロン・スーパースポーツの「490km/h」を打ち負かすべくチャレンジを行うことになりそうだ |

実績のあるヘネシーだけに、その結果には期待できる

さて、ヘネシー・パフォーマンスが自社製ハイパーカー「F5」の納車を開始した、と発表。※画像はピーターセン自動車博物館に展示されるローザンヌシルバーの個体で、納車第一号とは別の車両

この「顧客納車第一号」のヴェノムF5のボディカラーはモハベ・ゴールドにペイントされており、その様子については自社のインスタグラムやツイッターにて公開済みとなっています。

ヘネシー・ヴェノムF5はこんなクルマ

このヴェノムF5について、かつて自社にて製作した「ヴェノムGTスパイダー」にて、世界最速オープンカーのポジションを獲得したこともあるヘネシー・パフォーマンスが開発・製造する最新モデル。

ヘネシー・ヴェノムGTスパイダーがヴェイロンを抑えて世界最高速記録を更新

ヘネシー・ヴェノムGTスパイダーが「世界最速のコンバーチブル」としての記録を樹立。 実に時速265.6マイル/427.5キロという速度ですが、これは公式に発表された最高速度よりもちょっと遅い数字だそう ...

続きを見る

搭載されるのは6.6リッターV8ツインターボで、これは鋳鉄エンジンブロック、アルミ製シリンダーヘッド、ドライサンプ機構を持ち、ヘネシー・パフォーマンスのエンジニアにより”手作業にて”にて一基づつ組み上げられる、と紹介されています。

その出力はなんと1817PS/1842PSにも達しますが、これはガソリンエンジンとしては「量産車史上、もっともパワフル」な数値となるようですね。

ヘネシーがヴェノムF5に積まれるエンジンを公開。「時速483キロ、世界最速は我々のものだ」

| ヘネシー・ヴェノムF5に積まれるエンジンはアルミ削り出し | ヘネシーがモンタレー・カーウィークにて、「ヴェノムF5」に搭載されるエンジンを発表。 ヘネシーはアメリカンマッスルカーのチューニングカ ...

続きを見る

なお、2018年の発表後、2020年の発売を目指していたと伝えられているものの、諸事情によって生産が遅れており、しかしその間に最高速は483km/hから512km/hへと引き上げられ、ヘネシー・パフォーマンスはその開発期間を有意義に使用したと考えて良さそう。

このパワーは7速セミオートマチック(シングルクラッチ)トランスミッションによって後輪のみに伝えられ(1輪あたり900馬力以上・・・)、0-100km/h加速は3秒以下、そして200km/hまでを5秒以下で加速すると言われます。

ボディパネルはすべてカーボンファイバーにて製作され、パネルのみの重量はわずか86kg、そして車体重量は1360kgに収められており、パワーウエイトレシオは「ロードカーでは最も優れる0.74」なのだそう。

限定生産台数は24台に制限されていますが、すべて完売している、とも伝えられています。※価格は1台あたり2億8000万円程度だと言われる

すでに別の「顧客スペック」も

なお、ヘネシー・パフォーマンスは「ブルー・アリオネ」というボディカラーを持つ別の「顧客スペック」の個体も公開済み。

ただしこちらはCGにとどまっており、しかし近いうちに実車が生産され、納車が行われることになるのでしょうね。

なお、このヘネシー・ヴェノムF5は現移転でアメリカ政府の認証を受けておらず、よって通常の乗用車としての登録ができないために、「ショー・アンド・ディスプレイ」区分にて登録を行うことになる、とも。

なお、この「ショー・アンド・ディスプレイ」は非常に便利な制度であり、公道走行可能な要件を満たしていなくとも、文字通り「ショー・アンド・ディスプレイ」のために登録し、一応(輸送のためという名目なのか)公道を走行できるというもので、しかし年間2500マイルしか走行できないという制限が付与されるようです(ただしこういったクルマを年間2500マイル以上走らせる人はそうそういないんじゃないかと思う。加えて、それ以上走るとクラッチディスクがすぐにオシャカになりそう)。

ヘネシーがヴェノムGTの「顧客スペック」を公開!ついに生産が開始されるようだが「アメリカでは合法に登録できない」ようだ
ヘネシーがヴェノムF5の「顧客スペック」を公開!ついに生産が開始されるようだが「アメリカでは合法に登録できない」模様

| そのためヘネシー・ヴェノムF5は「ショーもしくは展示用」として限られた走行距離のみしか走行できない | 現時点ではヴェノムF5の性能について立証されたわけではない さて、ケーニグセグはその最強最速 ...

続きを見る

合わせて読みたい、ヘネシー関連投稿

ヘネシー・ヴェノムF5
1.8億円、ヘネシー・ヴェノムF5の内装画像公開。シートは左右連結、ステアリングホイールはレースカー風

内装はシンプル。インテリアにかけたコストは最小限? 先日公開された「1600馬力、最高速度482km/h、価格1億8000万円」のヘネシー・ヴェノムF5(Hennessey Venom F5)のインテ ...

続きを見る

世界最高速を目指す「ヘネシー・ヴェノムF5」はすでに24人も注文していた!夏に市販モデル公開、2020年から納車開始

時速500キロの壁を越えることはできるのか? 英国TopGearによると、ヘネシー・ヴェノムF5は今年8月にペブルビーチにて発表され、2019年末からテストを行った後、2020年に発売される、とのこと ...

続きを見る

米ヘネシーがポルシェ・タイカンをチューンすると発表。”EVはチューンできない”という概念を覆し、世界初のEVチューナーに?

| テスラのチューンに成功したチューナーもまだ存在しない | ”ヘネシー・ヴェノムGT”にて世界最速記録を樹立したこともあるヘネシーが、 ポルシェ初のエレクトリックカー「タイカン」を チューンする、と ...

続きを見る

参照:HennesseyPerformance

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->その他アメリカ車
-, , , ,