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AI設計と3Dプリンタによる製造で知られる米ハイパーカー企業「ジンガー」。ローダウンフォース版C21 Vmax、そして4人乗りのハイパーGTを公開

2022/08/28

AI設計と3Dプリンタによる製造で知られる米ハイパーカー企業「ジンガー」。ローダウンフォース版C21 Vmax、そして4人乗りのハイパーGTを公開

| ジンガーはここから7年で6車種を発売する計画があるらしい |

現在使用するパワートレーンは2.88リッターV8ツインターボ+ハイブリッド、出力は1,250馬力

さて、米カリフォルニア拠点の新興ハイパーカーメーカー、ジンガー(Czinger)。

すでに1,250馬力、最高速452km/hというハイパーカー、21Cを発表していますが、今回はそのローダウンフォース版「21C V Max」そして4人乗りの「ハイパーGT」を発表。

まずは21C Vmax(V maxは最高速度という意味)を見てみると、ダウンフォースを必要最小限に留め、かつエアロダイナミクスを最適化することで最高速を追求したクルマとなっていて、21Cに比較するとカーボン製スプリッターが小さくなり、かつなめらかに。

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ジンガー21C Vmaxはこんなクルマ

ちなみにこの21C V Maxは(ベースとなる)21Cともども前後二人乗りであり、前面投影面積が最小化されているということがわかりますね。

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サイドだとスカートとロッカーパネルが変更され、サイドエアインテークも凹凸が少なくなり、カーボンファイバー製ホイールカバーも新採用。

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最高速を追求するにはロングテールが必要不可欠ということで、マクラーレン・スピードテール、ブガッティ・シロン スーパースポーツ300+と同様にジンガー21C V Maxのテールは21C比で長くなり、巨大な固定式リアウィングもデリートされています。

エキゾーストパイプはエンジンカバー上に移設され、ディフューザーもシンプルな構造に改められていますね。

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ジンガーによれば、「C21 Vマックスのボディワークは、可能な限り低いドラッグ係数を生み出すように造形されている」とのことですが、現在のところドラッグ係数や最高速については公表されていないまま。

ただしジンガーは以前にも(21Cで)サーキットアタックを行いコースレコードを樹立したことがあるので、いずれかのタイミングで最高速アタックを行うのかもしれません。

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21C V Maxに搭載されるのは通常版21Cと同じ2.88リッターV8ツインターボ+ハイブリッドシステムで、トータルでの出力は1,250p馬力。

0キロから400キロまで加速し、また0キロまで停止するには27秒で事足りるといい、これはケーニグセグ・レゲーラの打ち立てた33.29秒という記録を大きく短縮するものです。

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ジンガー・ハイパーGTはこんなクルマ

そしてジンガーが21Cに続き発表する市販車がこのハイパーGT。

4シーター構成を持つクーペ風のサルーンであり、今後7年間で「6モデル」発表するという計画のうちの1車種です。

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搭載されるエンジンは21Cと同じく2.88リッター・フラットプレーンクランク採用V8ツインターボ、そしてこれに800ボルトシステムとハイブリッドをドッキング。

これによって1,250馬力の最高出力を発生させ、1,700psのケーニグセグ・ゲメラにこそ及ばないものの、地球上で最速・最強の4シーターのひとつになる可能性を秘めています。

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ボディデザインは21Cに比較すると「普通」の部類であり、おそらくこれはジンガーがハイパーGTを広く販売しようと考えているためだと思われますが(ただし価格や生産時期は公表されていない)、この小さなフロントグリルで高回転・高出力型のV8ツインターボを冷却できるのかはちょっとナゾ。

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ドアは面積の大きなガルウイング、そしてドアミラーの代わりにはカメラ(アメリカではまだ合法ではない)、そしてサイドからリアにかけてのなめらかなボディラインを確認できますが、非常に大きなグラスエリアを備えることもわかります。

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なお、ジンガーは「AIによる設計と3Dプリンターによる製造」を取り入れていることで知られ、そのため他の自動車メーカーとは全く異なる構造やパーツ形状を持っていて、ジンガーによれば「現在、6つの主要自動車メーカーが、ジンガーからその技術を購入している」とのこと。

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