「60セカンズ」どころか35秒！一瞬でダッジのディーラーから6台のチャレンジャーが盗み出される。その後は時速290キロでカーチェイス、5台が捕まる【動画】

｜　この盗賊たちは「かなり慣れた」手順にてダッジ・チャレンジャーを盗み出しているようだ　｜

おそらくは他にも相当数の台数を盗んでいるに違いない

さて、わずか40秒足らずでダッジ・チャレンジャー・ヘルキャットがディーラーから6台も盗まれてしまう動画が公開され、ちょっとした衝撃が走っています。

これは現地時間2月28日午前2時頃、ケンタッキー州サマセットにあるドン・フランクリン・クライスラー・ダッジ・ジープでの出来事で、その一部始終（ただし映っているのは3台のみ）が捉えられ、Youtube上へと公開されているわけですね。

ダッジ・チャレンジャー・ヘルキャットはこうやって盗まれた

そこでこの動画の内容を見てみたいと思いますが、まずはディーラー内に侵入する黒づくめの男たち。

そこで何をしているのかというと、「ナンバーを取り付け、逃走時に”登録済み車のように”見せかけ」ようとしているもよう。

さらに盗賊はやすやすとキーをディーラー内から探し当ててゲットし、無傷のままクルマに乗り込みます。

そして奥のオレンジのチャレンジャー、続いてグリーンのチャレンジャーがショールームの外へ。

最後にはホワイトのチャレンジャーがバックで出て行き・・・。

「そして誰もいなくなった」ショールーム。

この間わずか35秒という早業ですが、カメラに映っていない（ショールーム内の）もう一台、そして屋外に停めてあった2台の合計2台が盗み出されることとなっています。

なお、キーの保管場所をすぐに探り当てたこと、そして警報が鳴る前にさっさと退散していること（警報は60秒後に鳴るらしいが、その前に退散するように機敏に動いている）から、警報システム等を熟知した内部の者が情報を流したのではないかと見られているようですね。

ダッジ・チャレンジャーは盗賊にも人気が高いクルマである

なお、ダッジ・チャレンジャーそしてチャージャーは「アメリカでもっともよく売れているマッスルカー」ではありますが、そのぶん盗賊にも人気が高く、すぐに高値で転売されることからよく盗まれる傾向にあると言われます。

ちょっと前にも「捕まっても罪が軽い」子どもたちに運転を教えてダッジ・チャレンジャーを盗み出そうとした犯罪者グループの存在が報じられていて、こちらも内部者の手引による可能性が高いとされ、犯罪者たちも「なるべく犯行が容易になるように」事前の情報収集を怠っていない（おそらくは関係者を買収している）ということがわかりますね。

ちなみにですが、今回盗まれた6台のうち5台はすでに警察によって回収されており、警報が鳴ってから3分後に駆けつけた警察と激しいカーチェイス（時速290キロで逃走したらしい）を繰り広げた後に1台がスパイクストリップ（グラップラーのようなものだと思われる）にひっかかって捕まり（犯人も逮捕）、ほかの1台はガス欠で放置され（ショールーム内の展示車は安全上の理由からガソリン残量が少ないことが多い）、ほかニ台はケンタッキー州にて発見され、さらにもう一台はテネシー州にて見つかったと報じられています。

わずか35秒でダッジ・チャレンジャーが盗み出されてしまう動画はこちら

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参照：Jalopnik