| 正直言うと、ボクはこういったクルマが大好きだ |
カスタムカー史上、もっともクレイジーな一台であることには間違いない
さて、先日チラリと紹介したダントン・アーツ・カスタムズがカスタムした「6輪ハマーH1」。
今回なんとその6輪ハマーがオークションに出品されることになり、大きな話題を呼んでいますが、さすがに前例のないたぐいのクルマだけあって予想落札価格は出されておらず、いったいいくらで落札されるのかは非常に興味のあるところです。
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この6輪ハマーはこんな仕様を持っている
なお、正確に言うならば、このハマーは「H1」でも、GMが販売していた「H2」でもなく、何かというと軍用車の”ハンヴィー”。
このハンヴィーとは「High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle(高機動多用途装輪車/ハンヴィー)」の頭文字を取ってHMMWVと表記される純粋な軍用車で、これを公道走行ができるように(アーノルド・シュワルツェネッガーの要望で)改造したのが「ハマーH1」。
参考までに、ハマーH2とH3はGMが「ハマー(HUMMER)」の名称使用権を購入して製造した民生用のSUVをベースとしたクルマであり、H2のベースはシボレー・タホ、H3のベースはシボレー・コロラドなので、ハンヴィーとH1、そしてH2/H3との間にはメカニズム的な関連性は皆無となっています。
そして今回オークションへと出品される車両はこの「ハンヴィー(2009年式)」で、しかしダントン・アーツ・カスタムズ、そしてフレンチ・エクスポートの手により大幅なローダウンや6輪化など、”ほとんど原型をとどめていない”ほどの改造がなされており、そして搭載されるエンジンはなんと717馬力を発生するスーパーチャージャーつき6.2リッターV8「ヘルキャット」。※おそらく燃費はとんでもなく悪いと思う
フロントには大きく突き出したバンパーが備わり、ボディパネルは新しくアルミニウムで作り直されているそうですが、このリアウイングは本物の航空機から取り外したものを再利用したオリジナル品なのだそう。
ホイールはフロント20インチ、リアは24インチサイズが装着され、それぞれがカスタムメイドだと紹介されていますが、タイヤ幅はそれぞれ245と305。
駆動輪は「6輪」、そして6輪ディスクブレーキを備え、サスペンションにはプッシュロッドを採用しているようにも。
インテリアはシンプルかつハードコアな作りを持っており、ダッシュボードやセンタートンネル、そしてシートなどはアルミニウムのパネルをパイプを溶接もしくはリベット留めによって製作したワンオフ仕様です。
なお、見かけによらずハイテク装備も盛り込まれ、たとえばスマートフォンによってエンジンのスタートが可能となっているほか、ホーンやライト、ウインカーなどもスマホによる制御ができるそうなので、イベント会場では「注目の的」となるのは間違いなさそうですね。
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