Image:Scuderia Cameron Glickenhaus
スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)が開発を行っているスーパーカー、SCG003Sの実車が公開。
末尾の「S」はストラダーレつまり公道バージョンを表しますが、それでも時速250キロの時点で703キロという強力なダウンフォースを発生し、コーナリング時には実に2.5Gを発生するとされています(シボレー・コルベットでも1.3~1.4G)。
エンジンは4.4リッターV8ツインターボで出力は800馬力。
トランスミッションはレース用の7即シーケンシャルで駆動輪は後輪のみ。
重量は1360キロ、最高時速は350キロ、0-100キロ加速は3秒以下とアナウンスされています。
↓フロントスポイラー下部はまさかの「木」。しかしウラカン・スーパートロフェオもここは「木」なので、消耗を考えたときにレース界では一般的なのかもしれない。
なお、現在のところ量産車最速のニュルブルクリンク周回タイムを誇るランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテの「6:52,01」を20秒以上も縮める「6:30」で走ることができるとSCGは主張しており、これが実現すればとんでもないことに。
なお価格についてのアナウンスはなく(1億円は超えるとされる)、生産に向けては資金やパートナーが必要であり、実際に生産できるかどうかは今のところ不明。
アメリカでは法規に適合しないためにバラ売りの「キットカー」として販売するという話もあって、まだまだ実現への道のりが遠そうな車ではありますね。
現在プロトタイプはマニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノで製造中とされています(ということは今回出展された車両は走行できない?)。
映画監督でカーコレクターでもあるグリッケンハウス氏率いるプロジェクト、「スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス=SCG」が発表したハイパーカー、SCG003がモンツァ・サーキットを走行中。
先日のジュネーブで発表され、実際に走行できるモデルの生産はまだまだ先かと考えていたのですが、意外やもうサーキットを走れるようですね。
今回走行しているのはサーキット専用モデルとみられ、ホンダ製3.5リッターV6ツインターボを搭載して530馬力を発生し、仕様は基本的にFIAの定めるGT3に準拠するもの。
「ニュルブルクリンクを6分30秒で走る」と豪語するだけありコーナーでの安定感は抜群で、本当にかなりのタイムで走るかもしれませんね。
なおこれのロードゴーイングバージョンは4.4リッターV8ツインターボ(800馬力)にエンジンが置き換えられると言われますが、資金や、生産工場をどこにするか等様々な問題がまだ残るようです。