| ベースモデルの値上げ幅は先代比較+20%強 |
新型シボレー・コルベットの発表が近づき、様々なウワサも同時に登場しているのが今の状況。
C8世代のコルベットは7月18日に発表されることが決定しているものの、現在ではそのスタイリング詳細、スペック、価格については公開がなされないままです。
これについてシボレーは口を閉ざしたままで、しかしウワサによると「現行コルベットの2割増し」というものから「いや3倍くらいになる」というものまで。
新型コルベットのベースグレードは「7万ドル」
新型コルベットは、これまでのフロントエンジンから「リアミッドエンジン」へと大きくレイアウトを変更することになり、よって多くが新設計となるほか、これまでのコルベットから流用できない部品がほとんど、ということになりそう。
これの意味するところは「コスト増加」で、単純に新設計の部分が多くなるとそれだけ設計や製造コストが増える、ということに。
なお、今回Motor Trendが報道したところでは、「新型シボレー・コルベットのエントリーグレードには”スティングレー”の名称が与えられ、7万ドル(770万円くらい)からスタート」。
これは現行C7コルベットの15,000ドルアップだそうですが、価格が「2割くらい」上がるということになり、けっこうなコストアップだと言えますね。
ちなみにC8世代のコルベットは「その幅は不明でも、間違いなく価格が上がる」ということは誰もが認識しており、以前に報じられたように「C7コルベットは継続生産せず」生産終了になることがシボレーによって明かされているものの、それでもC7世代のコルベットを買い求めようとする人は少なく(在庫が相当余っているとされる)、つまりは「高くてもC8世代のコルベットを買う」という動きがあるようですね。
新型コルベットには「1000馬力のハイブリッド」も登場
ちなみに「7万ドル」というと、アメリカではポルシェ718ケイマンSと同じくらいの価格だそうですが、この新型コルベット(ベースグレード)に積まれるのは現行の6.2リッターV8自然吸気エンジンを改良したものだとされ、出力は500馬力(ケイマンSは350馬力)。
さらにMotor Trendだと、新型コルベットには「多数のバリエーション」が登場するとも報じており、エントリーモデルのほかには5.5リッターV8ツインターボ、そしてこのエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせたトップレンジも発売される、とのこと。
この「ハイブリッド版コルベット」については、もっとも高価なバリエーションとされ、その価格はベースグレードの実に倍、14万ドルの値を付けるようですね。
ただ、いかに14万ドルといえど「1000馬力」を超えるとも報じられていて、となると20万ドル以上のランボルギーニ・ウラカンEVO(640馬力)よりはかなりお買い得なのは間違いなさそう。
なお、こちらは一般人による新型コルベットの目撃動画。
けっこう鮮明な画質で捉えられており、かつ加速時のサウンドも聞くことができます。