| コルベットには毎年一台づつ、ハイパフォーマンスモデルが追加されてゆくようだ |
ひとまずZ06、そしてE-ray、さらにZR1、そして「Zora」
さて、シボレーはコルベットのラインアップを続々と拡充する意向を示し、まずは「Z06」を追加すると発表していますが、今回はその「次」となるであろうハイブリッドモデル、E-Rayのスパイビデオが公開されて注目を集めています。
なお、このE-rayはガソリンエンジン(LT2/6.2リッター 16バルブ OHV)+ハイブリッドにて600~650馬力を発生すると言われ、従来のグランスポーツとの置き換えになると推測されている模様。
そして「ハイブリッド」といえども環境性能の向上が主目的ではなく、運動性能の向上を主眼に置いているとも見られ、0-100km/h加速は2秒くらいになるんじゃないかというウワサもあるようですね。
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目撃されたのはニュルブルクリンク
今回このコルベットE-Rayが目撃されたのはニュルブルクリンク近郊にあるGMのテストセンター。
発表直前となるコルベットZ06と並ぶ、E-Rayと思われる個体(向かって右側)が確認可能です。
なお、今の段階でこのプロトタイプをE-Rayと断じることはできず、というのもその外観はベースモデルのコルベットに準じるもので(ただしフロントはZ06)、かつハイブリッドのステッカーも存在しないため。
ただしこれまでの情報、そして今さら(ベースモデルの)コルベットの外装を隠す必要もなく、順当に推測すると「E-Rayだろう」ということになるわけですね。
そしてワラワラとGMのスタッフが集まり、どうやらテストを開始する模様。
なお、Z06は先日公開されたティーザー画像とは異なるエアロパッケージを持っており、おそらくは「ハイダウンフォース」エアロパッケージを装着しているものと思われます(おそらくはオプションにて選択可能)。
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そして揃って出撃。
E-Rayと思われる試作車のリアはベースモデルのコルベットと同じであるように見えますね。
それに対してコルベットZ06のほうは、「センター4連」テールパイプ、そしてアグレッシブなリアディフューザーを確認可能。
こちらはE-rayのサイド。
特段コルベットと変わったところはなく、しかしサイドのエアインテークあたりに不自然な偽装が見られ、ここが「ベースのコルベット」との相違点のひとつなのかも。
なお、ベースモデルのコルベットとZ06とでもこの部分の「差異」が見られるため、シボレーは「コルベット全バリエーションにおいて」この部分を変更し、それぞれのモデルにおいて固有の(インテーク部分の)デザインを与えるのかもしれません。
その後はコルベット大集合。
それぞれ乗り比べ、ハンドリングなどをチェックするのだと思われます。
このコルベットZ06は「かなり凶暴な」フロントスプリッターが取り付けられていますね。
今回はコース(ニュルブルクリンク)に入らず、ひととおり近隣を走行してテスト施設へと帰還しているものの、近いうちにニュルを走るコルベットE-Rayの姿を見ることができるかもしれません。
なお、コルベットE-rayについて、エレクトリックモーターは1つもしくは2つだとされ、これはフロントホイールを駆動すると言われます(つまりエンジンとトランスミッションとの間にモーターが仕込まれるわけではない)。
発表は2022年、発売は2023年だと予想され、その後にはツインターボ化によって850馬力を発生するZR1、ハイブリッドパワートレーン採用にて1000馬力オーバーのZoraが控えているといい、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェなど「欧州スーパースポーツ」の大きな脅威となるのは間違いなさそうですね。
新型シボレー・コルベットE-rayのプロトタイプが走行する動画はこちら
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参照:CarSpyMedia