アメリカにて、シボレー・コルベットのオーナー団体が「ZO6には致命的な問題がある」として訴訟を起こす事態に発展。
この「問題」とはオーバーヒートを引き起こすような冷却系の問題で、これをGMは知っていて消費者に知らせなかった(よってギルティ)というもの。
原告によると2015-2017年に販売された30,000台以上に関係する問題だ、としています。
なおアメリカは訴訟大国と言われますが、フォルクスワーゲンのディーゼル不正問題についてもアメリカに対してのみ解決金が支払われるなど、国全体として「訴訟を起こせばお金がもらえる」という考え方があるのかもしれません。
加えて企業側にもそういった傾向がある(お金で解決できる)のも確かなようで、先日問題となった「乗客引きずり下ろし事件」で明らかになったのは、オーバーブッキングを「お金」で解決するのが常である、ということ。
オーバーブッキングが状態化しているアメリカの航空会社では、それが発覚した場合は「キャンセルすればお金を払う」という提示を乗客に対して積極的に行い、それでも乗客が応じないとその金額が「どんどん上がって」ゆき、それは乗客が誰か応じるまで「上がり続ける」場合も。
そのため、あえて混雑する路線を予約しておき、オーバーブッキングとなった際に「和解金」をもらって生計を立てる人までいるという報道もあったほどですが、訴訟(クレーム)が多い背景には「消費者側だけではない、企業側の問題」もありそうです。