| また出たフォード・シエラ・コスワースRS500。公道仕様でもECU交換で500馬力以上に |
80年代の代表的な変態カー、フォード・シエラ・コスワースがオークションに登場予定。
1986-1992年に500台限定で生産された車ですが、2リッターエンジンから225馬力を発生するハイパフォーマンスカー。
今回出品される個体は走行6,000マイルで、2014年にはエンジンのベルト類、そしてバッテリーや油脂類を交換済み。
なお前回販売された個体でも1500万円を超える価格となっており、おそらく今回はその価格を超えるだろうと見られています。
フォード・シエラ・コスワースRS500とは?
元々はファミリーカー「シエラ」の3ドアハッチバック版ですが、グループAツーリングカーレースのホモロゲーション取得用に作られたのが「シエラ・コスワースRS」。
このシエラ・コスワースRSをさらにパワーアップさせたものが「RS500」で、もうこの時点でファミリーカーとはかけ離れたルックスに。
フォード・シエラ・コスワースRS500は英国ツーリングレースで活躍し、日本においても1987年から全日本ツーリングカーレースで猛威をふるうことに。
タイトルを獲得するなどのパフォーマンスの高さを発揮するも1991年から日産GT-R(R32)が参戦するにあたりその存在感を失ってしまった、という経緯を持つモデルです。
なお、公道仕様は上述の通り225馬力ではあるものの、ECUを交換するとレース用スペックへとバージョンアップすることができ、インジェクターを交換すれば一気に506馬力にまでパワーアップすると言われますが、こういった仕様が当時の「なんでもあり」っぷりをあらわしていますね。
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