｜ フォードがドラッグレース専用マスタングを発売 ｜
フォードが2018年モデルのマスタング「コブラジェット」を発表。
ドラッグレースにおいてはダッジ・チャレンジャーSRTデーモンのライバルとなりますが、残念ながら公道走行は不可。
しかしながら「工場で生産されたマスタングとしては史上最速」を謳っており、ゼロヨンにおいては8秒台で走行が可能、と主張しています。
なお、この「8秒台」はダッジ・チャレンジャーSRTデーモンよりも1秒ほど速いタイムなので、この「マスタング・コブラジェット」がいかに速いかがわかりますね。
コブラジェット誕生50周年、限定台数は68台
なお、このマスタング・コブラジェットの価格は1500万円と安くはなく、そして限定台数は68台。
この”68”は「1968年に、初代マスタング・コブラジェットが登場し、NHRA（全米ホットロッド協会）インターナショナルズにて勝利を飾った」ことへのオマージュということになります。
フォードは時折この「コブラジェット」を限定発売しており、直近だと2016年にも限定250台にて「FR-500コブラジェット」を発売。
その際の価格は1100万円ほどでしたが250台が一瞬で完売しており、今回の「68台」は1500万円といえども秒殺となるかもしれませんね。
↓室内は完全にレース用。ウインカーレバーはない
ボディカラーはレース・レッドとオックスフォード・ホワイトで、今回実車が公開されたのはオックスフォード・ホワイト（レッドはチャレンジャー・デーモンと被るからかもしれない）。
エンジンは5.2リッターV8スーパーチャージド”コヨーテ”で、スーパーチャージャーの容量は3リッター（出力は公開されていない）。
なお、ドラッグレース専用ということもあって「曲がる」ことは（レース会場内での移動以外に）考えておらず、リアサスペンションは独立式から直進性を重視したソリッド式へと変更。
ショックアブソーバーは調整式、とのこと。
↓もちろんウィリーバー、パラシュート付き
NHRA公認のロールケージ、FIA公認のシートを装備しており、この状態でNHRAの規格に適合しているため、「そのまま」レースに出場できる、とされています。
こちらはコブラジェット50週年記念モデルであることを示す専用バッジ。
なお、アメリカ人は本当にドラッグレースが大好きで、ダッジ・チャレンジャー・デーモンはもちろん、この「コブラジェット」、そして毎年シボレーからは「カマロCOPO」なるドラッグレース専用モデルが発売れていますね。
