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自動車史上はじめて500km/hの壁を突破したのは中国車。BYD「仰望 U9 Xtreme」が世界最速記録を更新、ケーニグセグもブガッティも届かなかった領域へ

世界最高速、503.17 km/hを達成した中国のヤンワンU9(BYD)
BYD

動画を見るに「一気に」503.17 km/hへと到達

もはや「敵無し」の中国車である

これまでブガッティ(Bugatti)やケーニグセグ(Koenigsegg)といったヨーロッパの伝統的ハイパーカーメーカー勢が目指しながらも届かなかった「時速500キロの壁」。

この壁がついに「中国車によって」突破されるという”歴史を塗り替える快挙”が達成されることになったというのが今回の(衝撃的)ニュースです。

この偉業を達成したのは中国BYDが展開する最高級ブランド「仰望(Yangwang)」のEVハイパーカー「U9 Xtreme(U9X)」ですが、このU9 エクストリームはつい先日「高速テスト中に発生した事故」が報じられたばかりであり、そして「致命的にも見える」事故にも関わらず「強固なカーボンファイバー製セル」のおかげでドライバーが無傷であったことも大きな話題に。

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Image:BYD

BYD(ヤンワン) U9エクストリームのエクステリア〜リア
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そしてその直後の「時速500km/hの壁」の突破ということもあり、今回のチャレンジの価値がひときわクローズアップされることとなっているわけですが、ここではアブダビで達成された記録と果敢な挑戦の軌跡、そして量産市販車および電気自動車(EV)として名実ともに「世界最速」の座に輝いたU9 Xtremeについて見てみましょう。

この記事の要約

  • BYDのラグジュアリーハイパフォーマンスブランド「仰望(Yangwang)」のEVハイパーカー「U9 Xtreme(U9X)」が、最高速度503.17 km/h(312.65 mph)を達成し、量産車およびEVにおける世界最速のギネス記録を更新
  • 記録樹立のアタックは2026年11月1日、アブダビのシェイク・ハリファ・ビン・ザイード国際道路(E11)にて行われ、レーシングドライバーであるマールク・バッセン(Marc Basseng)氏がステアリングを握る
  • 装着されたGiti製タイヤも「世界最速のロードカー向けタイヤ」としてギネスに認定され、事故や試練を乗り越えた記録達成に世界の注目が集まっている
【本当に発売】BYD「ヤンワン U9 エクストリーム」、出力3,000馬力、最高速度496.2km/hでギネス更新、全パワートレーン含む「世界最速」に【動画】
Yangwang

BYD「仰望 U9 Xtreme」最高速ギネス記録更新の概要

2026年11月1日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのアル・ダフラ地区に位置するシェイク・ハリファ・ビン・ザイード国際道路(E11)にて、仰望 U9 Xtremeのアタックが行われ、ドライバーを務めたのは、耐久レースやスポーツカーレースで実績を持つレーシングドライバーのマールク・バッセン(Marc Basseng)氏。

同氏のドライビングにより、U9 Xtremeは最高速度503.17 km/h(312.65 mph)を記録し、世界最速の量産市販車ならびに最速のEVとしてギネス世界記録に正式認定されることとなっています。

性能スペックと最高速アタックの歴史的推移

仰望 U9 Xtremeが今回の時速500km/h超えに至るまでには、数年にわたる徹底的なテストと改良の積み重ねが存在し、これまでの最高速チャレンジの足跡とスペックの詳細は以下の通り。

注目項目スペックおよびアタック実績
達成最高速度503.17 km/h(312.65 mph) ※ギネス世界記録認定
記録達成日 / 場所2026年11月1日 / UAEアブダビ・シェイク・ハリファ・ビン・ザイード国際道路(E11)
アタックドライバーマールク・バッセン(Marc Basseng)
装着タイヤGiti Tyres(ジティタイヤ)(世界最速ロードカー/EVタイヤとして同時認定)
2024年1月記録309 km/h(192 mph)※中国・武漢漢南空港
2024年後半記録391.94 km/h(244 mph)※ドイツ・ATPパッペンブルク
2025年8月記録472.41 km/h(293.54 mph)
2025年9月記録496.22 km/h(308.33 mph)※大台突破へリーチ
BYDのハイパーカー、ヤンワンU9のフロント(走行、レッド)
Yangwang
【本当に発売】BYD「ヤンワン U9 エクストリーム」、出力3,000馬力、最高速度496.2km/hでギネス更新、全パワートレーン含む「世界最速」に【動画】
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時速500km/hを超える超高速度域に耐える足回りとして、今回の記録走行ではGiti(ジティ)製の専用タイヤが装着されており、過酷な加重と摩擦熱に耐え切ったGiti製タイヤもまた「世界最速の公道用タイヤ」および「世界最速のEV用タイヤ」として記録に名を刻んだと報じられていて、実際のところ「時速500キロを突破できるかどうか」はタイヤに依存するところも少なくはなく、このタイヤもまた栄誉を受けるにふさわしい存在だとも思います。

ケーニグセグがジェスコでの最高速アタックに改めて触れる。「この車は信じられないほどの速度を出せますが、その速度に耐えうるタイヤの承認を待っているところです」
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競合ハイパーカーとの比較と市場での位置付け

内燃機関(ICE)を搭載するブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)やヘネシー・ヴェノムF5(Hennessey Venom F5)、ケーニグセグ・ジェスコ(Koenigsegg Jesko)といった最高峰モデルが争ってきた「500km/hの壁」を電動化(EV)パワートレインで破った意義は極めて大きく、というのもこれまでEVは強大なトルクによる優れた0-100km/h加速性能を持つ反面、超高速域でのパワー維持や熱マネジメントが課題だとされてきたから。

しかしU9 Xtremeが時速503km/hを達成したことで、電気自動車が内燃機関の限界速度すら凌駕することを世界へ強烈にアピールする形となり、もはや「EVはガソリン車をほぼすべての面で上回る」ことが立証されたというわけですね(あとはニュルブルクリンクのラップタイムで首位に経てば”完璧”である)。

BYD(ヤンワン) U9エクストリームのエクステリア〜リア
BYD
BYDのハイパーカー、ヤンワン(仰望)U9 エクストリームがニュルにてEV史上最速ラップ「6分59秒157」を達成、もはやトップ争いは「中華勢」に絞られる
BYDのハイパーカー、ヤンワン(仰望)U9 エクストリームがニュルにてEV史上最速ラップ「6分59秒157」を達成、もはやトップ争いは「中華勢」に絞られる

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壁を乗り越えた開発陣の執念

今回の偉業達成の直前、U9 Xtremeは開発過程で時速310km/hにて走行中にクラッシュを起こし、上述の通り車両が全損するアクシデントに見舞われています。

ドライバーは幸いにも無傷で脱出したものの、これはプロジェクトにとって大きな試練となり、しかしチームはこの挫折を短期間で克服して空力特性や安全制御、パワートレインの熱対策を極限まで磨き上げてアブダビのアタックへと挑むことに。

まさに限界に挑み続けたエンジニアたちの執念が、時速503km/hという前人未到の記録として実を結んだのだと言えそうですね。

結論

BYDの「仰望 U9 Xtreme」が樹立した最高速度503.17 km/hの記録は、自動車の歴史において歴史的な転換点となる出来事です。

ハイパーカーの頂点にEVが立ったという事実は、今後のスーパースポーツ市場の電動化シフトと技術開発競争をさらに加速させてゆくこととなるのは間違いなく、世界のスピード記録を塗り替えたU9 Xtremeの挑戦に、これからも大きな期待が寄せられます。

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参照:BYD

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