中東の自動車デザイナー、Hussain Albagali氏によると、シーク(Hamad bin Hamdan al Nahyan氏)の依頼を受けてマスタングを7ヶ月の期間を経てカスタムした、とのこと。
これはダッジ・ラムの車体にマスタングのボディを「上モノ」として載せた車で、さらには1920年代のクラシックカーっぽいルックスへ。
もちろんダッジ・ラムとマスタングとでは全長や全幅が全く違うため、「切った張った」の大幅リビルトとなっています。
なおシークの希望は「エクストリームな4WDの方ベースのマスタング」とのことで、今回見事にその要望に応えた、ということになりそうです。
エンジンは6.4リッターV8となり、シャーシはラムのものを使用しているので、走行性能としては「ラムと同等」と考えられますが、なんともユニークなルックスであり、これを見た他のシークがまた同様のカスタムを依頼したり、とブームになるかもと考えたり(中東では何が流行るかわからない)。
中東では予想外にマスタングが多く、またトラックも多く走っているので(つまり人気がある)、「じゃあ一緒にすればいいじゃない」という発想だと思われますが、この考え方はあったとしても”実行”するのは「中東にしか」できなさそう。
さらに言えば、リアタイヤを「4輪」にしてメルセデス・ベンツG 63 AMG 6×6のように「6輪駆動」にすればもっとすごい車になっていただあろう、という感じですね。
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