| たしかに米国での「ドタバタ」に比較して中国生産開始までのスムーズさは驚きだった |
テスラが中国にデザインセンターを開設し、より中国に特化したクルマを作る可能性が浮上。
これはロイターが報じたもので、テスラCEO、イーロン・マスク氏が中国のSNS「We Chat」上にて”中国設計、中国製造”を実現するための中国デザインセンター設置、そして人材雇用について触れたとのこと。
そしてWeChat上には募集要項や応募先も記載され、コンパクトサイズと思われる「新型テスラ」のスケッチも。
これらを見る限り、イーロン・マスクCEOはつい最近生産を開始したばかりの中国工場についてかなりの手応えを感じており、もしかすると米国から中国へと本社を移さんばかりの勢いです。
テスラは米国では「ひどい目に」遭った
なお、テスラは米国工場でのモデル3の生産にあたって「遅れに遅れ」、そして生産したモデル3の品質も高くはなく、これらについては相当なバッシングを受けています。
そしてテスラはようやく米国工場での生産を軌道に載せた後に中国での工場建設を画策。
なお、中国での工場建設がスタートしてからまたたく間の短期間でテスラは上海工場を(2019年10月に)完成させ、そして2019年12月には生産を開始。
テスラよお前もか。中国に工場建設を行う交渉が大詰めと報じられる
これは米国での「生産遅延問題」を考えると驚くべきスピードだと言えますが、品質面においても「中国産テスラの方が米国産テスラよりも優れる」とされており、その理由は「上海近辺にはGMはじめメジャーメーカーの工場が多く、それらでの就労経験がある良質なワーカーを容易に確保できたから」。
つまりそれらワーカーは米国の(テスラ工場の)労働者よりもいい働きをするということになりますね。
【動画】中国でのテスラ・モデル3の生産が開始される。米国製と中国製モデル3を比較したレビュワー「なんてこった。中華テスラのほうが品質がいいぞ・・・」
実際のところ、(親会社が中国企業になった)ボルボは中国にて生産したクルマを世界中に輸出していますが、これについてはその品質に自信満々。
イーロン・マスクCEOも「中国でデザインしたテスラを中国で製造し、世界中で販売する」計画を持つと伝えられ、それだけ「(中国進出後に)中国の製造品質が高いと判断した」ということになりそうです。
テスラの株価は暴騰
そしてテスラの株価はサイバートラック発表そして中国での生産開始以降上昇を続け、現在518ドルオーバー。
ぼくは283ドルのときに仕込んだので相当な値上がり益を得たことになりますが、経験上「ここまで短期間で上がる株も珍しい」と考えています(まだ売ってないので実際の利益は得てないけど)。
なお、「もう上がりすぎてヤバい水準じゃないか・・・」と思っても上がってゆくのがテスラの株で、またどこかで買い増しする予定。
VIA:Tesla