【動画】駐車中のテスラを他人がキーで引っ掻く→テスラがそれを自動で録画し犯人逮捕。なお英国ではこれが「犯行の証拠としてテスラのセントリーモードが認められた」最初の例に

｜　セントリーモードの有用さはハンパない　｜

もっと広くこういった監視機構があることが知られれば、駐車中のトラブルも少しは減りそうだ

さて、テスラには駐車中にも車両の周囲を監視し録画する「セントリーモード」が備わり、これまでにもそのカメラが捉えた数々の不法行為が目撃されていて、近年その有用性はますます高まっているもよう。

そして今回は駐車中のテスラ・モデル3を意図的に傷つける女性の姿が録画されており、この映像が決め手となってめでたく犯人逮捕となったっそうですが、英国においてテスラの録画映像が刑事訴追の証拠として使用されたのは初めてだとも報じられており、今後に繋がる「先例」を作ってくれた、ということになりますね。

事件はこうやって起こった

今回の例ではショッピングセンターがその舞台となっていて、犯人である57歳の女性が横に停まったテスラ・モデル3をキーでひっかく様子が収められることに。

状況について説明しておくと、この犯人の女は、自分のクルマのドアを開け、そこから何かを取り出すふりをしながら周囲に見えないよう「巧妙に」キーでテスラ・モデル3のボディをひっかき、約10センチほどの傷を作っています。

そして「なぜ彼女がそんなことをしたのか」についてですが、その理由はテスラ・モデル3が彼女のクルマ（日産ジューク）に接近して駐車されていたためだと説明しており、しかしテスラ・モデル3が日産ジュークに寄せて駐車した理由は「犯人の日産ジュークが（愛犬を出し入れするためにスペースを確保したく）意図的に駐車枠をはみ出して停めていた」ため。

ただ、犯人の女はそういった「自分の身勝手な行為により」ほかのクルマに迷惑をかけた挙げ句、それを逆恨みしてそのクルマに傷をつけるというトンデモ行為に及んだわけですが、テスラ・モデル3のいくつかのカメラが日産ジュークとそのナンバー、犯人の女の姿をしっかりと捉えており、「帰宅後、傷に気がついてカメラの録画映像をチェックした」テスラ・モデル3のオーナーによってその一部始終が知られることとなったわけですね。

その後、テスラ・モデル3のオーナーは警察に相談し、捜査の末に犯人を特定そして逮捕となったわけですが、裁判所から損害賠償として1078.83ポンド（約17万円）の支払いを命じられています。

この件に関しては何から何までもが犯人の女に責任があり、文字通りの自業自得ということになりそうですが、犯人の女はこについても「逆恨み」しそうでちょっと恐ろしい、と思ったり。

ちなみにテスラ・モデル3に内蔵されるサイドカメラはフロントフェンダー内にあり、もちろん他にも多数のカメラが装着されています。

テスラには「セントリーモード」が備わるために「テスラを傷つける人々」ばかりが目立ち、まるでテスラのみが攻撃の対象となっているかのような印象も受けるものの、今回の例は「テスラであるかどうか」はまったく関係がなく行われていて、となるとテスラのセントリーモードが捉えた犯行は「テスラだから明るみになった事例」だと考えてよく、テスラ以外のクルマに対しても広くイタズラが行われていると考えていいのいかもしれません。

テスラ・モデル3のセントリーモードが犯行の瞬間を捉えた動画はこちら

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参照：Analysis TV