| サイバートラック市販型はコンセプトに比較して最小限の変更にて登場してきた |
2023年はテスラにとって大きな飛躍の年になるか
さて、テスラがテキサス州オースティンのギガファクトリー操業開始を記念し「サイバー・ロデオ」イベントを開催。
動画を見るに相当に盛大なイベントであったようですが、ここまで来るには相当な苦労があったと見え、生産初期ロットが出荷される際にはイーロン・マスクCEOが思わず踊りだしてしまったことも報じられています。
つまりはそれほど(テキサスのギガファクトリーについては)思い入れのあるプロジェクトだったということになり、それがこの大規模イベントの開催に繋がったのでしょうね。
テーマはやっぱり「カウボーイ」
そして今回のイベントは「サイバーロデオ」というだけあってカウボーイを意識した扮装の参加者が多かったもよう。
まず、こちらは(暗くてわかりにくいですが)会場となったテキサスのギガファクトリー。
上空ではドローンによるショーも(今回のサイバーロデオ・イベントのロゴ)。
イーロン・マスクCEOの顔?
入り口周辺、そして各所では華やかな電飾、プロジェクターによる演出が行われ、大きな盛り上がりを見せています。
そして室内ではまさにイベントが開催されようとしており、カウボーイハットをかぶったイーロン・マスクCEOが初代テスラ・ロードスターに乗って登場。
ステージ上にはギガファクトリーで生産を行うモデルYが並び、ここからイーロン・マスクCEOの演説が開始されます。
テスラの歴史や現在の状況を説明(自動車業界全体が販売を落としている中、テスラが大きく成長していることを強調)。
しかし「このテキサス工場完成までの道のりは容易ではなかった・・・」とも。
なお、このテキサスのギガファクトリーは文字通り「ギガ」であり、その長さは1キロ超、床面積1,000万平方フィートというテスラ最大の施設であり、年間で(モデルYのみで)最大50万台、トータルでは100万台の生産が可能になると推測されています(新本社もこの中に組み込まれている)。
ちなみに工場の内部はこんな感じ。
これからのテスラには何が起きるのか
そしてここから何が起きるのかについてのアナウンスがなされ、ぞくぞくとこの工場で生産されるテスラのクルマが登場。
そして今回の最大の目玉、サイバートラックの「市販モデル」も。
これまでのコンセプトモデルに比較すると、タイヤやホイール、ドアミラーが調整され、そしてヘッドライトは「ボディとバンパーとの下」に移動しているようですね(ボディ上部で光っているのは、おそらくデイタイムランニングランプ)。
なお、イーロン・マスクCEOは、コンセプトモデル発表の際に話題となった「窓ガラス」に関するジョークも飛ばし、窓を叩くジェスチャーも見せたほか、加えてこれまでの(サイバートラックの)変更点についていくつか述べ、2023年にこのギガファクトリーにて生産を開始すること、そして2023年には「新製品の並が押し寄せることになる」とも。
そしてサイバートラックの他には新型テスラ・ロードスター、セミ(トラック)の生産についても言及していますが、それぞれ「どのモデルがどの工場で」生産されるのかについても現時点では伏せられています。
さらには「ロボタクシー」については発表があったものの、これについても具体的な言及はなされないまま。※テスラは2016年に発表されたマスタープラン2においてもロボタクシーについて言及している
このほかにも様々な催しが登場し、最後には花火を持って締めくくり。
テスラ・サイバーロデオの様子を収めた公式動画はこちら
参照:Tesla