これはちょっと嫌だな・・・。テスラ・モデル3を購入し、ちゃんと代金を支払ったのに「テスラ側が未払いと間違えて」クルマを回収されてしまった親子の物語

｜　ただし現時点ではこの親子からの一方的な主張がなされているのみである　｜

クルマが手元からなくなった不便よりも何よりも、精神的なダメージのほうが大きそうだ

さて、アメリカでは自動車ローン残高が過去最高となり、ローンを支払うことができない人が続出しているといいますが、今回は「ちゃんと代金を支払ったのに、車両代金未払いと間違われ、自分のテスラを回収された」というニュース。

これは画像掲示板レディットに「本人」が投稿を行ったことから明らかになったもので、その主張としては「テスラ・モデル3の代金を全額支払っているにもかかわらず、テスラが遠隔操作で自分のクルマを電子的に使用不能にし、あまつさえレッカー車を送ってクルマを回収した」というもの。

テスラは遠隔操作で車両をロックできる

順に話を追ってゆくと、この投稿者とその父親は数ヶ月前にテスラ・モデル3を購入して普通に乗っていたものの、ある日職場から帰宅しようとクルマに乗り込むと起動させることができず、かわりに画面上にてパスワードを要求されたと述べています。

さらには、テスラのアカウントにログインできず、クルマと携帯電話のアプリとのリンクも切り離されていることに気づき、そこでテスラのカスタマーサポートに電話しても状況を教えてもらえず、よってこのオーナーはやむをえず職場にテスラ・モデル3を放置したまま家へと戻ることに。

そして翌日出勤して仕事をしていると、上司から「レッカー車がやってきて、テスラ・モデル3を持ってゆこうとしている」と連絡が入り、そのまま成すすべもなくモデル3が回収されてしまったのだそう。

その後、この投稿者の父親はテスラ・ファイナンシャルから電話を受け、クルマの支払いが滞っていることを告げられたうえ、幾度となく電話や電子メールを（テスラが）送っていたことについても知らされたそうですが、この父親は「すでに代金を支払っていたため」テスラを名乗る督促メールについては”詐欺メール”だと思ってずっと無視していたようですね。

そして投稿者いわく、「父親はモデル3の購入時に、車両代金を全額小切手で支払っており、しかしそれを（テスラが）現金化していなかったために”未払い”ステータスになっていた」。

実際のところテスラはそのミスに気づき、投稿者と父親に対してすぐに「テスラの施設から、レッカーされたクルマを引き取るように」という連絡を入れたものの、投稿者はその際には一切の補償や謝罪もなかったと主張しています。

現時点ではこの投稿者視点でしか出来事が語られておらず、よって真実がどうなのかはわからないままですが、これが事実であれば「あまりの仕打ち」ということになりそうですね。

合わせて読みたい、関連投稿

参照：Tire Meets Road