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【2026年5月国産車販売ランキング】トヨタbZ4Xが驚異の前年比46倍、ホンダ「スーパーワン」が31位に初登場などEV好調傾向が鮮明に

トヨタbZ4Xのサイド

| ヤリス首位死守も市場に異変?最新新車販売動向を徹底分析 |

徐々に日本国内販売ランキングが変わりゆく

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)による2026年5月度の乗用車ブランド通称名別順位(軽自動車および海外ブランド車を除く)が発表され、ゴールデンウィークの連休を挟む5月は販売日数が少なく全体的に落ち着いた動きを見せる中、特定のモデルが爆発的な伸びを見せるなど、興味深い市場の変化が浮き彫りになっています。

2026年5月の新車販売ランキング:市場の動向とこの記事の要約

  • ヤリスが首位を死守:10,401台を売り上げトップを維持するも前年比は88.5%とやや足踏み傾向
  • カローラ・RAV4が絶好調:2位のカローラ(前年比148.2%) 、11位のRAV4(前年比259.3%) などトヨタ主力SUV・定番セグメントの強さが光る
  • bZ4Xが前年比4627.3%の爆発的ジャンプ:25位にランクインしたトヨタのBEV「bZ4X」が異次元の伸びを記録
  • ホンダの新型車「スーパーワン」が31位に登場:2026年5月発売のニューモデルが早くもランクイン
  • 日産リーフも前年比450.4%と急上昇:35位のリーフの大躍進など 、EVシフトの波やフリート需要の動向が伺える結果に
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Image:Nissan

2026年5月度 乗用車販売台数トップ50(データ一覧)

まずは今回のランキングの全体像は以下の通り。※ブランド通称名は国産メーカーの同一車名を合算したもので海外生産車や教習車等を含む 。カローラはシリーズ全車種を含んだもの

順位ブランド通称名ブランド名当月台数前年対比 (%)
1ヤリストヨタ10,40188.5
2カローラトヨタ9,799148.2
3ライズトヨタ9,633108.6
4シエンタトヨタ9,314125.6
5ルーミートヨタ8,381104.3
6フリードホンダ6,62298.5
7アルファードトヨタ6,454121.2
8ヴォクシートヨタ5,985104.3
9ノアトヨタ5,912104.3
10アクアトヨタ5,09097.8
11RAV4トヨタ4,947259.3
12ステップワゴンホンダ4,686101.0
13ノート日産4,30378.6
14ソリオスズキ4,271104.6
15ジムニースズキ4,230134.7
16プリウストヨタ4,20190.9
17セレナ日産4,18487.7
18ランドクルーザートヨタ3,551107.3
19ヴェゼルホンダ3,480100.6
20フィットホンダ3,379135.2
21クラウントヨタ3,34282.0
22ハリアートヨタ2,72072.8
23デリカD5三菱2,662144.0
24インプレッサSUBARU2,358109.5
25bZ4Xトヨタ2,0364627.3
26ヴェルファイアトヨタ1,97495.6
27クロスビースズキ1,844218.7
28フォレスターSUBARU1,82297.5
29CX-5マツダ1,771163.5
30NX350Hレクサス1,753106.0
31スーパーワンホンダ1,736新型 (26年5月)
32MAZDA2マツダ1,710101.2
33ロッキーダイハツ1,599142.5
34ハイエースワゴントヨタ1,512197.9
35LBXレクサス1,42290.1
35リーフ日産1,422451.4
37シビックホンダ1,23480.1
38エクストレイル日産1,13782.4
39ZR-Vホンダ1,05399.7
40フロンクススズキ99152.2
41レヴォーグSUBARU92291.5
42CX-30マツダ851125.9
43スイフトスズキ83740.6
44RX350レクサス792172.5
45WR-Vホンダ77351.8
46ロードスターマツダ73989.4
47MAZDA3マツダ67573.0
48トールダイハツ63588.0
49デリカD2三菱494107.9
50レックスSUBARU451304.7

注目車種の市場動向とポテンシャル分析

今月のデータで特にスポットライトを当てたい、市場を揺るがす3つのトピックを深掘りしてみると・・・

1. トヨタ bZ4Xが「前年比4600%超え」を叩き出した背景

今月のランキングで最も目を引くのは、25位のトヨタ bZ4X(2,036台)で、前年比なんと4,627.3%という異次元の数字を見せています 。

前年のベース台数が少なかったことも影響していますが、フリート(法人・自治体)需要の大口受注や、KINTO(サブスクリプション)だけでなく一般販売のテコ入れ、さらにはBEVに対する補助金施策のタイミングなどが噛み合った結果だとも考えられ、そしてこの傾向が「継続」しているために「一時的な」数字にとどまらないことがわかり、35位の日産リーフ(前年比451.4%)の伸びと合わせて見ても 、国内市場における電気自動車(BEV)の存在感が確実に変わりつつあることを予感させます。

そして新型(モデルチェンジ版)にスイッチしたリーフに対し、マイナーチェンジにとどまる bZ4Xの販売的優位性を見るに、やはり「トヨタの底力」が感じられる、という印象でもありますね。

【2026年2月】最新新車販売ランキングTOP50。トヨタbZ4Xが前年比「90倍」の爆増、ジムニーも2.3倍に伸びる

Image:Toyota

2. ホンダの刺客「スーパーワン」が31位に電撃ランクイン

ホンダが2026年5月に投入した新型車「スーパーワン」が、発売初月にして1,736台を売り上げ31位に滑り込んでいて、新車の立ち上がり時期はバックオーダーの消化が一気に進むため、来月以降どこまでトップ20、トップ10へと肉薄してゆけるかが今後のホンダのシェアを占う試金石となるのかも。

スーパーワンは補助金を含むと「比較的割安」に購入できるハイパフォーマンスカーとして人気を集めているのだと考えられますが、その一方で「ニッチ」な製品でもあり、次月以降の動向には注視したいと思います。

3. RAV4(11位)とカローラ(2位)に見る「トヨタの供給力復活」

  • カローラ:9,799台(前年比148.2%)
  • RAV4:4,947台(前年比259.3%)

ヤリスが前年比88.5%とやや落ち着きを見せる一方で、カローラシリーズ(クロスやスポーツ含む全合算)とRAV4が前年を大きく上回るペースでバックオーダーを消化中 。一時期の長い納期に悩まされたユーザーの手元に、ようやく「欲しかったクルマ」が行き渡り始めている実態がデータからも見て取れます。

ミニバン好調、コンパクトカーはやや勢いを失う?

ミニバンセグメントにおいては、トヨタの「アルファード(7位) /ヴォクシー(8位) /ノア(9位) 」の3本の矢が相変わらず盤石の強さを誇っており(いずれも前年比100%超え)、これに対し、ホンダは新型への切り替えを控える「フリード」が6位(6,622台)と健闘し 、ステップワゴンも12位(4,686台)でしっかりと追随することに。

その一方、コンパクトカー/コンパクトSUVクラスでは、日産ノートが13位(前年比78.6%) 、スズキ・スイフトが43位(前年比40.6%)と 一部の既存定番モデルが前年割れを起こしており、ユーザーの関心がSUVセグメントや、ライズ(3位) ・シエンタ(4位)といったユーティリティ性の高いモデルへとさらにシフトしている現状も伺えます 。

トヨタ GRヤリスのフロント(レッド)

結論:2026年夏の自動車市場はどう動く?

2026年5月の新車販売データが示すのは「定番王者の安定感」と「EV・新型車による地殻変動の予兆」が同居する非常に面白い結果でもあり、特にトヨタbZ4Xの急浮上やホンダ・スーパーワンの登場は 、これまでのガソリン・ハイブリッド一辺倒だったランキングに新しい風を吹き込んでいるものと考えられ、これからの夏商戦に向けて各メーカーの供給体制がさらに安定すれば納期問題の解決とともにランキングの順位がガラリと入れ替わる可能性も十分に考えられます。

そして先月に続いて5月もトヨタが「トップ10のうち9車種」を占める結果となっていますが、ここまで来ると「いつトヨタが10位すべてを独占するか」に注目が集まろうというものですね。

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参照:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)

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