アップルは「アップルカー（iCar）」の試作車を67台も走らせ自動運転を開発している！これまでに16件の事故が発生していること、テスラよりも台数が多いことも明らかに

｜　アップルカー（iCar）は2026年に1000万円オーバーで発売という説が現在濃厚だが　｜

自動運転が最大のコアバリューとなる可能性もあり、しかしライバルも少なくはない

さて、2021年にはアップルと韓国ヒョンデとの提携がウワサされ、ヒョンデの株価が高騰したあげく、ヒョンデの幹部がその株を高値で売り抜けたことでインサイダー疑惑が生じ逮捕者が出たことがありましたが、そこから日産やその他いくつかの会社との提携に関して様々な話が出たものの、結局のところ、なんら提携の発表がなされないままの「アップルカー（Car）」。

ただし今回久しぶりにその話題が報じられており、それによると「アップルはiCarのプロトタイプの数をどんどん増やしている」とのこと。

現在、アップルはテスラよりも多くの規模の試作車を投入している

今回の報道によれば、「カリフォルニア州陸運局に登録された自律走行車プログラムの最新データ」を情報源として、アップルは自動運転機能を持つプロトタイプの台数を大幅に増やしているもよう。

このデータには（おそらく何らかの届け出が必要なので）自律走行車を運転するドライバーの数が記載されているといい、その数は現在201人となっているようですね（自律走行車といえど、完全自動運転を実現しているわけではないのでドライバーが必要なのだと思われる）。

さらにアップルの自動運転車両は67台が配備されていることが明記されているといい、これは「14台のプロトタイプと59人のドライバー」を登録しているのみのテスラに比較するとかなり多く、さらに言うならば55台のプロトタイプに179人のドライバーを擁するメルセデス・ベンツよりも多いと報じられています。

なお、このデータには「事故の件数」も記載されているそうで、それによると事故件数は16件、そして最新の事故は「縁石ヒット」だそうで、ただしこれは人間が運転しているときに発生したものだと記されているようですね。

現時点ではiCarの状況は不透明だが

現在アップルは「iCar」の状況についてはなんら明言しておらず、しかし以前の報道では2026年の発売を目標にしている、とも。

ウワサレベルだと「法人向け」「公共モビリティとしてのみの提供」という話もありますが、そうなると台数が限定されてしまうためにアップルとしては投じた資金を回収しにくくなり、よってiPhone同様に個人に対して広く販売されると考えるのが妥当かもしれません。

※画像はVanaramaによるレンダリング

なお、発売の暁には「1000万円を軽く超え」、テスラ・モデルSF、BMW i7、メルセデス・ベンツEQSと同等のクラスに位置することになるというウワサも。

そして今回の報道からもわかるとおり、アップルはiCar最大のセールスポイントを「自動運転」としているのだと思われますが、同じように自動運転を目指す会社は少なくはなく、同じレポートには「ウェイモ（Waymo）は326台のプロトタイプと971人のドライバー」「クルーズ（Cruise）は709台のクルマと414人のドライバー」「Zooxは167台のクルマと1,021人のドライバー」「Nvidiaは13台のクルマと262人のドライバー」を投入しているという記載があり、カリフォルニアでは「自動運転の開発競争」が激化しているようでもありますね。

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参照：MacReports