| はじめてみた、コミック調カモフラージュ |
ちょっと面白いカモフラージュのフォード・フォーカスのプロトタイプ。
フォードはすでに日本から撤退しており、この新型フォーカスを日本で見ることはなさそうですが、ぼくが注目したいのはその偽装。
コミック調の柄が用いられており、吹き出しには
「ベリンダ、私はこの目で見たものが信じられないよ」
「私達はこれを秘密にしなくてはいけないわ」
というセリフが。
見られること前提
これは誰かに目撃される可能性があること、そしてこういった世の中なのですぐに撮影されて広まることを逆手に取った手法だとも言えます(「押すなよ?」と同じ)。
なかなかにシャレた偽装だと思いますが、ハッシュタグ「#TIMETOFOCUS」がフロントフェンダーに見え、その思惑通りこれが世界中に拡散することになりそう。
なお、BMWやアストンマーティンも「拡散前提」の偽装を施すことがあり、BMWは特にボディへ「DON'T BLOG IT(ブログには書くなよ)」という文字を入れたカモフラージュを用いていたのも記憶に新しいところ。
各メーカーともその偽装方法はバラバラではあるものの、白黒のシートを用いるメーカーや黄色と黒のシート、緑と黒のシート(最近のメルセデス・ベンツが好んで使う)などがこれまでに目撃されており、しかし今回の「コミック調」はこれまでに見たことがない、と思います。※このフォーカスは中国で生産され、それが世界中へと輸出される模様
なお、このアメコミ調のイラストですが、「ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)風」。
下の画像のような作風を持つ芸術家ですが、アンディ・ウォーホルと並ぶポップアートの巨匠として有名。
強く太い線、カラフルな色調(イエローとブルーが多い)、ドットが特徴で、作風を真似しやすいためか多くの画家やイラストレーターがオマージュとして使用する様子も見られますね。
VIA:CARSCOOPS