| 動画を見ていると、レーシングカーには独特のナーバスさがあるようだ |
そしてレーシングカーとは、たとえ市販車がベースであっても、乗用車とは別モノである
さて、時折「よくこんなクルマを引っ張ってきたな」と思わせる企画を実現させる英国Carwow。
今回はランボルギーニ・アヴェンタドールSV(今回のメンバーの中では一番普通に見える・・・)と英国ラリークロス選手権を走る3台のレーシングカーとを競争させるという動画を公開しています。
なお、アヴェンタドールSVはかつてポルシェ918スパイダーについで「ニュルブルクリンク7分切り」を達成したクルマで、搭載される6.5リッターV12エンジンは750馬力を発生し、0-100キロ加速をわずか2.9秒で駆け抜けるというスーパーカー。
そのアヴェンタドールSVがレーシングカー相手にどういった勝負を展開するのかを見てみましょう。
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ラリークロス用レーシングカーはスタートに苦戦
なお、ラリークロスは欧州にて人気の高い競技であり、一般的なラリーと異なるのは「クローズドコースで戦われる」ということ。
そしてクローズドコースは舗装路(ターマック)やグラベル、ジャンプ台などを組み合わせた「見どころ満載」のレイアウトを持っており、ショー的要素が強いことも人気の秘密なのかもしれません。
さらに、(舗装された)サーキットにて行われるレース、はたまたラリー競技の人気ドライバーもラリークロスに多数参戦しており、これもまたラリークロス熱を高めている一つの要因なのでしょうね。
やはりレーシングカーのパフォーマンスはハンパなかった
そこで実際にランボルギーニ・アヴェンタドールSV、そしてシトロエンDS3、ラリークロスバギー、プジョー306というラリークロス用のレーシングカーとが競った結果ですが、これらレーシングカーはスタートが非常に難しいようで、スタートの成否によってその結果が大きく変わっています。
ただしローリングスタートではそういった苦労もないためにアヴェンタドールは大きく差をつけられることになり、(ラリークロスバギーを除くと)いかに市販車と言えどもレーシングカーは「市販車とは完全に異なる乗り物である」ということもわかりますね。
なお、ラリーというといつもぼくが思い出すのが「グループB」。
市販車ベースではあるもの、FFコンパクトハッチをミドシップに改造したりということが許されたあのカテゴリですが、ラリークロスにもこういった「改造ほぼ無制限、基本レイアウトの変更もOK」なクラスを作ったりするともっと盛り上がるのかもしれない、と考えたりします。
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ランボルギーニ・アヴェンタドールSVがラリークロス用車両と加速を競う動画はこちら
参照:carwow