| この事故でだれも怪我しなかったのは信じがたい |
ちょっと間違えば何もかもが最悪の事態となっていた
さて、フロリダのランボルギーニディーラーにて行われたミーティングの帰りに「いいところを見せようとしたマスタングが人々の群れに突っ込む」という大惨事が発生。
動画を見ると相当数の人々をなぎ倒しているように見えるのですが、なんとけが人が一人も出なかったという奇跡的な事件となっています。
なお、このミーティングに参加していたのはランボルギーニはじめスーパーカーオーナーたちで、こういった感じで敷地内から続々とスーパーカーが出てくるわけですね。
「出待ち」の人々の中にフォード・マスタングが突っ込む
さらにディーラーからは続々とスーパーカーたちが登場。
ギャラリーは路肩に並んでスマホを構えて「出待ち」状態。
アメリカ人が大好きな80スープラも。
こんな感じで爆音とともに加速するスーパーカーたちを捉えています。
とくに爆音のクルマは大人気。
そんな中に登場したのが一台のフォード・マスタング。
直線に入る前にアクセルを踏みすぎいてしまったためにテールが流れ、なんとか立て直そうとするもタコ踊り状態に(英語だと”フィッシュテール”というようだ。たしかに魚の尾のようにテールを左右に振っている)。
そして出待ちの列の中に突っ込みますが、動画ではまさに「大惨事」で、最悪の事態も想定できるほどの勢いです。
なんとかマスタングはそこで停止するものの、もうちょっと前に進んでいれば、ランボルギーニディーラーの敷地内に停めてあったランボルギーニたちにドカンと突っ込んでしまうところであり、人的そして物質的被害も甚大になってしまっていたのかもしれません。
ドアを開けて出てきたのがこの赤いTシャツと短パンのドライバー。
謝意を示すためか両手を挙げています。
ただ、ここからがちょっと奇妙なところで、誰もドライバーに構わず、いっせいにクラッシュしたマスタングのほうへと駆け寄り、マスタングの撮影を始めるわけですね(ドライバーを気遣ったり責める人が誰もいない)。
なお、人々がこうやって撮影に興じることができたのは(奇跡的に)けが人がいなかったからだと思われ、病院に搬送された人もゼロ。
ただし警察はこの事故に関して現在も調査を進めており、すでに2件の警告を発している、とも報じられています。
「イベントから帰る時」の事故は非常に多い
この例に限らずですが、世界中で事故が比較的多い状況が「スーパーカーミーティングなど、イベントの帰り」。
スーパーカーなどを見て気持ちも高ぶっており、ずらっと並ぶギャラリーにいいところを見せようとついついアクセルを踏んでしまうことになるのだと思いますが、タイヤが温まっていない状態でアクセルを踏むと容易に(後輪駆動車の場合)スピンしてしまい、けっこうな事故に至ってしまうことが多いようですね。
日本だとパーキングエリアの出口に並ぶギャラリーの前を駆け抜ける際や、ツーリングの時に高速道路の料金所からダッシュする場合にこういった事故が多い、とも言われます。
フォード・マスタングがイベントの帰りに思いっきり事故を起こしてしまう動画はこちら
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参照:Ike yoder