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2023年は新車価格が2.5-5%、中古車価格が10~20%下落するという調査結果。しかしボクは「少なくとも2023年前半は下落に転じない」と予想

投稿日:2022/11/27 更新日:

トヨタC-HR

| インフレ、部品不足がまだまだ続くこの状況にて、新車の製造コストが下がったり中古車の需要が下がるとは考えにくい |

この予測はやや楽観的にすぎるように思う。まだ危機は脱していない

さて、JPモルガンの調査によれば、現在上昇を続けている中古車の価格につき、2023年には10~20%下落するであろう、とのこと。

これはアメリカ市場に関しての調査ではありますが、同市場ではこの2年で中古車価格が42.5%も上昇し、しかしすでにピークを迎えており、ここからは下降に移るだろうと述べています。

一方、インフレ抑制のために金利が上昇を続けていて、自動車購入のための平均金利は9.56%~22.26%という高い水準にて推移するというレポートもあり(アメリカでは、その人の信用度によって金利が変わる場合が多い)、依然として自動車の購入に関するハードルは高いままにとどまるのかもしれません。

JPモルガンは新車価格も下落すると予測

そしてJPモルガンは新車価格についても「下がる」という予測を立てており、2023年には2.5%から5%くらい下がると述べています。

なお、同社にてリード・オートモーティブ・エクイティ・リサーチ・アナリストを務めるライアン・ブリンクマン氏によると、新車価格の上昇について「その半分は原材料費を含む投入コストの上昇に関連している」と推定。

さらに電気自動車は、リチウム、ニッケル、コバルトの価格が高騰しているため大きく価格が上昇していますが、2023年は様々な事情が適切なところに落ち着くことによって価格が下がると考えているようですね。

ただ、同氏は「新車のサプライチェーンにはまだ多くのインフレが湧き上がっており、原材料費が下がったとしても、サプライヤーはディーゼル、貨物、輸送、物流、労働、電気など、他の多くの非商品コストの上昇を自動車メーカーに転嫁しなければならない。チップ危機の影響もまだ残っており、企業は価格が下落する前に在庫を再構築しなければならないだろう」ともコメント。

ホンダ

実際に自動車の価格は下がるのか

こういった報告を見ると「新車、中古車の価格は下がるだろう」と考えられなくもないのですが、実際にこれらが下がる可能性はさほど大きくはないとも捉えていて、現在の状況を見る限り、新車の供給が十分になされておらず、となると中古車を買い求める人が「減らない」と考えられ、そうなると中古車の価格が下がることはないと考えられるため。※トヨタの「工場出荷時期目処」を見ると、状況はあまり改善されておらず、問題は(少なくとも)来年半ばまでずれ込みそう

そしてこの状況下では、中古車買取店もけっこう高い価格でクルマを買い取っているはずで、高値で買い取った在庫を処分するまでは値下げに転じることも難しく、やはり中古車価格はしばらく高値で推移するだろうとも予想しています。

さらにはロシアとウクライナの問題が解決せねば供給網も復活せず、むしろ自動車の製造コストはこのまま上がり続けるんじゃないかという不安も頭をよぎり、そう簡単にものごとが落ち着くことはないかもしれません。

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なお、ほんの数年前までは「EVが普及すればバッテリーが大量に生産されるようになり、そうなれば量産効果によってバッテリー価格が安くなり、EVの価格はガソリン車を容易に下回る」と言われていたものの、むしろEVの生産が増えると(ロシアの問題が起きる前から)バッテリー価格が上昇を続けることになり、予想とは完全に逆の結果となっていることも忘れてはならないとも思うわけですね。

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参照:J.P. Morgan Research report

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