| 予想はしていたが、おおよそ考えていたとおりの内容だった |
さて、先日は「もっとも速度違反を犯すドライバーが多いクルマ」を紹介しましたが、今回は「もっとも運転が雑なドライバーの乗るクルマ」。
これはどういったふうに算出されたかというと、米保険比較会社インシュリファイ(Insurify)が250万件もの保険申請から情報を整理したもので、一時停止不停止、進入禁止箇所進入、駐車違反、追い越し禁止箇所での追い越し、あおり運転、違法レース、当て逃げ等をピックアップしたものだそう(アメリカはなんでも保険の対象になると聞いたことがあるが、こういったものまで保険金がおりる?)。
もっとも保険申請が多いクルマTOP1はこうなっている
そこで保険金の申請が多い=法を犯したり、クルマを破損しているドライバーの乗るクルマTOP10がこちら。
保険金申請の多いクルマTOP10 1.BMW 4シリーズ 2.BMW 7シリーズ 3.アウディA5 4.スバルWRX 5.トヨタ・セリカ 6.アキュラTLX 7.アキュラILX 8.ヒュンダイ・ヴェロスター 9.ホンダ・エレメント 10.アウディA4
ざっとこの結果を見るに、これまでにも報じられてきた内容と一致していて、「スポーツカーよりも”スポーティーカーのほうがマナーが良くない”」「BMW、スバル(WRXのみ)は違反の常連」ということを改めて痛感させられるところ。
なお、アキュラ/ホンダの保険申請が多いのも意外ですが、レクサス、マツダ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンが見られないのもちょっと意外。
それぞれのドライバーにはこんな傾向がある
インシュリファイではモデルごとに「違反において、一定の傾向が見られる」とも述べており、ざっとまとめてみると「アウディA4のドライバーは歩行者に対して注意を払わない(他のクルマに比較してその確率は4倍)」「ホンダ・エレメントのドライバーは他のクルマに道を譲らない」「ヒュンダイ・ヴェロスターのドライバーも道を譲らず、かつスピード違反が多い」「アキュラのドライバーは停止線で停まらない」「スバルWRXのドライバーは車線変更、追い越しに関わる違反が多く、平均の2倍」「アウディのドライバーは全体的にあおり運転が多く、A5のドライバーは他に比べて8.8倍歩行者に道を譲らず、1.5倍赤信号で停止しない」。
そしてやはりもっともマナーがよろしくないのはBMWで、「ラフな運転で事故に至る確率、歩行者に道を譲らない確率、信号を守らない確率」が高く、それらは他のクルマに比較して突出しているようですね。
なお、クルマによって特定の傾向があることは否めず、それは「そういった傾向を持つ人が、そういったクルマを選ぶから」なのだと考えています。
特定のクルマは特定の性質を持つ人々を吸引する力があるとも言い換えることができるかもしれませんが、スバルやBMW、特定車種だとトヨタ・プリウスやアルファードは一定の傾向がある(もちろん例外もある)というのがぼくの認識。
加えて、「値引きの大きなメーカー(ブランド)ほど、あまり客層が良くない傾向にある」という印象も持っています(もちろん例外もあり、あくまでも個人的な印象)。
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参照: Insurify