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オーデマピゲの仕掛け人が立ち上げた腕時計ブランド「ゴリラウォッチ」。その新作発表会へ行ってきた

2019/02/23

場所は神戸、カミネ旧居留地店

さて、カミネ旧居留地店にて開催のゴリラウォッチ新作発表記念パーティー「Gorilla Watch New Timepiece Drift-in Party」へ。

ルーカス氏もやはりオーデマピゲにて2011年〜2015年の間在籍し、シニアデザイナーを務めています。

これは新進気鋭の腕時計ブランド「ゴリラ」より発売となる新型ウォッチ「ドリフト」の新作発表会ですが、スペシャルゲストとしてゴリラウォッチ設立者であるオクタヴィオ・ガルシア氏、そしてルーカス・ゴップ氏が来場するという豪華イベントです。

なお、オクタヴィオ氏はオーデマピゲにて2004年から2015年まで在籍しチーフ・アーティスティック・オフィサーつまりデザイン部門のトップを務めた人。

ゴリラウォッチはこういった腕時計

ゴリラウォッチについては何度か紹介しているので、ここでは軽く触れるだけにとどめますが、上述の二名が「新しい腕時計の可能性に挑戦すべく」立ち上げたブランド。

そのケースにはチタン、カーボン、アルミ、セラミックを使用し、デザイン自体もアメリカンマッスルやアイコニックなレーシングカーそしてスポーツカーをイメージしたもので、クルマ好きにアピールできるコンセプトとなっています。

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仕上げ自体にもこだわり、高い精度で加工された鍛造カーボンのケース、ハンドポリッシュが施されたセラミックベゼルなど見るべき点が多い腕時計。

シリーズ名も「ファストバック」、モデル名も「RS」などクルマをイメージしたものが多く、今回発売される「ドリフト」ももちろんテールをスライドさせるあの「ドリフト」から。

ゴリラウォッチ「ドリフト」はこんな腕時計

なお、ゴリラウォッチの新作「ドリフト」は世界限定250本。
ワンダーリング・アワー機構を搭載しており、その価格は626,400円。
ゴリラウォッチとしてはかなり高価ではありながら、発表日でもあるパーティー当日にはすでに完売しており、「抽選販売」という状況です。ゴリラウォッチによる製品紹介はこちら

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なお、ワンダーリング・アワー機構については下記の公式動画にて解説されていますが、説明するのも難しいほどの複雑機構。
この機構を採用する腕時計としてはウルベルク(URWERK)がありま、このウルベルクUR-210Yの価格は18,900,000円なので、いかにこのドリフトの価格が「破壊的」かがわかりますね。

ゴリラウォッチ新作発表パーティーはこんな雰囲気

ちなみに「ドリフト」のカラーはブラックとレッドのコンビカラーのみで、このイメージカラーを考慮して当日のドレスコードは「ブラック×レッド」でまとめた「ブラックアーバンシック」。

よってぼくはニールバレットのレザージャケットにバルマンのバイカーズパンツ、そしてディーゼルのレッドのストールをチョイス。

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そして会場ではスペイン料理店によるケータリングサービスがあり、こちらも「レッドとブラック」をイメージしたフィンガーフードが提供されています。

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こちらはイカスミのパン(ブラック)にスペイン産の生ハム(レッド)、フォアグラやパイ。

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カミネ旧居留地店には多くの顧客が来日し、もちろんゴリラウォッチを身に着けている人も多く、しかしウブロ装着率がかなり高かったように思います。

当然ですがかなりのファッショニスタが多く、カジュアル派よりもシックなジャケット+パンツ派が多かったようですね(高いデザイン製を持つという意味ではウブロとも共通。逆にブライトリングやIWC、ジャガー・ルクルトが好きな人はゴリラウォッチにあまり興味を示さないと思う)。

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こちらがオクタビオ・ガルシア氏とトーマス・ゴップ氏。
一緒に写真を撮っていただきましたが、両名とも気さくな人でした(このあと神戸牛を食べに行くのを楽しみにしてた)。

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なお、「一番気に入っているモデルは?」と聞いてみると、両方とも共通していたのは「ファントムブラック」。
たしかにこのモデルは唯一の「マット仕上げ」のセラミックベゼルを持っており、特別感のある一本ですね。

ゴリラウォッチのハンズオン動画はこちら

こちらはゴリラウォッチ各モデルを紹介する動画。

登場するのはファストバックシリーズ(138,240円)より「アシッドグリーン」「RS ホワイト」「ファントムブラック」、ファストバックGTより「バンディット(278,640円)」。

こちらはゴリラウォッチ新作、「ドリフト(Drift)」。

ちなみに今ではけっこうな価格設定となっている「アランシルベスタイン」も発売当初はシチズン製のムーブメントを使用して10万円ちょっとというリーズナブルなところからスタートしていますね。


ゴリラウォッチも同様で、まずは「デザインとコンセプトで」評価を得、しかしこの段階では無名なので強気の価格設定を行えず、ムーブメントには既成のものを使用してコストと売価とを抑えて「まずは売り」、その後にムーブメントや加工などの品質を上げて行って利益を確保し、その利益で複雑機構を開発して「腕時計メゾン」としての地位を固めるという戦略。

これは新しく立ち上げたブランドの戦略としては一般的で、よってゴリラウォッチも現在の価格は「サービスプライス」だと思われ、今後発売されるモデルについては更に高価になってゆき(現在は第三弾まで登場しているものの、価格は1→2→3でそれぞれ倍になっている)、数年後にはもうこの価格では手に入らないんだろうな、とも思います。

なお、会場ではローラーペイントの第一人者、さとう たけし氏によるゴリラウォッチのトレードマークをライブで描画するプログラムも。

そしてパーティー終了の頃には展示してあったゴリラウォッチはほとんどが売れてしまったのか、ショーケースの中はこんな感じで「スッカラカン」に。

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