| サングラス専門メーカーとはまた異なる考え方で作られた芸術性の高い一本 |
さて、ディータ(DITA)のサングラス”AXIAL”を購入。
ディータは1995年にロサンゼルスにてジェフ・ソロリオ氏とジョン・ジュニパー氏の二人によって設立された比較的新しいブランドです。
印象としては機能性よりもファッション性を重視したラグジュアリーブランドというもので、実際にジョージ・クルーニーやブラッド・ピットといったハリウッドセレブ、日本だとローランドが愛用していることでも知られていますね。
ちなみにF1ドライバーに愛用者が多いこともディータの特徴のひとつです。
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ディータの生産は「日本」
なお、ディータのサングラスはすべて日本において製造されており、というのもやはりメガネ/サングラスの生産では「鯖江」が世界で最も優れているためだと思われます。
ビス一本に至るまでオリジナルを使用し、他社製品とは一切の共通点がないのも特筆すべき点で、すべてにおいて完璧を目指しているのもDITAの特徴。
このAXIALはフルチタン製のフレームを持ち、美しいゴールドフィニッシュそしてティアドロップシェイプ(アビエータータイプ)を持っています。
ちなみにぼくが現在所有するサングラスというとスクエアもしくはラウンドばかりで、ティアドロップを購入するのは久しぶり(ずっと前に、オークリーのフェロンを購入して以来)。
このディータAXIALのレンズについて、外周は内側へと数ミリ削り込まれ、その部分は「すりガラス状」に。
レンズ自体はブラウンのグラデーションを採用。
ただ、裏面が「ミラーコート」という非常に珍しいレンズです(表側にはミラーコートが施されていない)。
テンプルは3D断面を持っており、フレームとテンプルとの接合部は段差や隙間が最小限となっており、非常に高い精度を持つことがわかります。
ディータの主張は「控えめ」
なお、ディータのサングラスは非常に控えめなことでも知られ、つまり目に見える部分に過剰な主張がないということですね。
トムフォードの「T」やペルソールのテンプル部、ルイ・ヴィトンやグッチなどのハイブランドのようにロゴがドーンと入っておらず、テンプルの内側、しかも片方に「DITA」、もう片方にモデル名の「AXIAL」という刻印があるのみ。
テンプルは非常に細く、その仕上げは芸術品とも呼べるレベルだと思います(端にはmade in Japanの刻印)。
ノーズパッドも金属製、そして滑り止めのためダイヤモンド状のカット、そしてディータのエンブレムも刻印済み。
ディータの付属品はこうなっている
そしてこちらはディータのサングラスの付属品等。
アウターボックスはしっかりした化粧箱です。
サングラスケースはレザーのような素材で、クラシカルな雰囲気を持っています。
開閉はスナップ式。
メンテナンスクロスはブラックの渋い仕様。
ディータのサングラスはやはりファッション寄り
なお、ディータのサングラスについては上述の通り「機能よりもファッション寄り」という印象が強く、このモデルに関してはちょっと実用性を欠くところも。
まずはノーズパッドが「滑りやすい」ということ、そしてテンプルが細すぎてホールド力に不足があること、さらにはテンプルが細く軽く、しかしフレームとレンズの質量が大きいので、「前に重心が寄りすぎていて」装着感があまり良くないこと(とくにレンズは、デザイン上の理由で「段差」をつけるために厚みがあり、そのために重くなっている)
ただ、それらはデザイン性、ブランディングとのトレードオフとも考えることができ、そういった実用性を無視してでも芸術性を追求するのがディータだと言えそうですね(これらを許容できない人もいるかと思うので、購入前には一度試着することをオススメ)。
どういったときにディータのサングラスを使用するのか
そこでこのディータの「使いどころ」ですが、「重心が偏っている」ので動きのある場面では着用できず、現時点ではウラカンEVO RWDに乗っている時を想定しています。
(裏面が)ミラーコートなので視線を気取られることはなく、周囲の視線を集めやすくどこに視線を置いていいかわからないときがあるスーパーカーの運転時にはもってこいだとも思います(そんなに色も濃くないので使いやすい)。
ただ、ちょっと困るのは「ゴールドのフレームに、ブラウンのグラデーションということで、ちょっとヤンキーというかチンピラっぽく見えてしまうこと。
しかしながらこれもちょっと「強面感」を演出するのに一役買うことになり、あまり話しかけてほしくない時には重宝するかもしれません(黒いマスクと一緒に使用すると、かなり威圧感が出る)。
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