| 発売は2月から、価格は7万円くらいから |
007とのコラボウォッチが大人気な腕時計ブランド、オメガより「サングラス」が登場。
近年オメガは強力にブランディングを進め、その価値を向上させようとしていますが、その背景には「本業である腕時計の価値を上げる」ことのほか、こういった「グッズやアクセサリー類の販売を拡大させる」という狙いがあるのかもしれません。※オメガはすでにジュエリーを発売している
なお、今回のサングラスについてはイタリアのマルコリン社とのコラボレーションによるもので、メンズ/レディースが揃います。
マルコリンなんて聞いたことがない
ここで出てくるのが「え?マルコリン?」という疑問だと思われ、というのも「マルコリン(Marcolin/1961年創業)」自体の知名度は日本ではほぼ無いに等しいため。
ただしOEM生産という点ではマルコリンの右に出る会社はなく、トム フォード、モンクレール、ロベルト・カヴァリ、TOD'Sといったハイブランドのほか、アディダスやディーゼル、ゲスといったスポーツ/カジュアルブランドのサングラスも手掛けます。
技術や品質の点においてどれくらい優れるのかということについては、ルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループがマルコリン社の株式を10%保有し、さらにはマルコリンとLVMHとの共同にて「LVMHグループのアイウェアを作る工場を新しく建設した」といえばわかりやすいかもしれません。
なお、この工場ではまずセリーヌ、次いでロエベのサングラスが生産されるそうですが、追ってLVMH各ブランドのアイウェアもここで生産されることになるかもしれませんね。
オメガのサングラスは「セレブデザイン」
そして今回オメガが発表したサングラスを見てみると、そのデザインは007風でもパイロット風でもなく「セレブ風」。
つまり実用よりもファッション寄りということですが、各製品のディティールには腕時計で築いたヘリテージが反映されているようです。
とくにこちらはエレガントなイメージですね。
ちょっとレトロっぽい印象もあるメンズ用。
セルロイドにて、上部にギザギザのあるメタルフレームを挟むといったところが特徴的。
カラーが「ゴールド」ということもあり、やはりセレブ的イメージも漂っています。
ちょっと渋いメンズ用。
やはりギザギザが刻まれたフレーム(リュウズをモチーフにしたのだと思われる)、それをサンドするセルロイドが特徴的。
いずれも特徴的な、そして美しい製品ではあるものの、やはりオメガだけに「シーマスター」や「スピードマスター」をモチーフにしたデザインを持つ製品を発売して欲しいと思うのはぼくだけではないかもしれません。