【動画】ランボルギーニ・ウラカンEVOでジムカーナを走ってきた！あわやスピンしそうになるもウラカンEVOの電子制御に助けられる

｜　とにかく姿勢を崩しがちなのは「加速時」。ネット上にあふれるスーパーカーのクラッシュ動画のようにならないように気をつけよう　｜

一方、そのブレーキングパワーは凄まじい

さて、ランボルギーニ大阪/神戸さん主催のランボルギーニ試乗イベント、今回は最後の「ウラカンEVO」編です。

すでにお届けしているとおり、このイベントではウラカンEVO、ウラカンEVO RWD、ウルスに乗ってジムカーナを走ることができますが、当日はウェットでもあり、ウラカンEVOやウラカンEVO RWDで走るのはちょっと恐怖。

しかし、ウェットということでむしろ「滑りやすく」、どういった状況でクルマが滑るのかを把握することができる良い機会であったとも考えています。

JUN

前の晩は楽しみで眠れなかったよ！

走行は「コルサ」モードにて

ウラカンEVOは「640馬力＋4WD」、ウラカンEVO RWDは「610馬力＋2WD」というパッケージングを持ち、いずれもトランスミッションは7速デュアルクラッチ。

ドライブモードとして「ストラーダ」「スポルト」「コルサ」を備えますが、今回ぼくが使用したのは「コルサ」。

ストラーダは通常一般道を走る際のモードなのでジムカーナには向かず、スポルトは（4WDの場合）後輪寄りに駆動力が配分されることで「ドリフト志向に」なるため（ぼくには）コントロールできない可能性があると考え、しかし「コルサ」だとすべてのタイヤを滑らせず、かつ前輪にも駆動力を配分して”引っ張る”設定を持つため、これが一番ジムカーナに適していると考えたわけですね。

1本目は惨憺たる結果に

そこでまずは1本目ですが、これは緊張していて惨憺たる結果に終わっており、シフトアップが遅い、旋回中に思いっきりアクセルを踏んでテールを振り出してしまうという結果に。

テールが滑った際にはなんとか姿勢を立て直そうとして「タコ踊り」状態となってしまいましたが、その様子もしっかり動画に収めています。

2本目、3本目も反省点多し

そして2本目と3本目ですが、1本目でスピンしたトラウマから必要以上に速度を落としてしまったり、加速に移るのが遅かったり、そしてやはりシフトアップ、シフトダウンのタイミングが適切でなかったり。

ただ、やはり今回再確認したのは「加速時に最も姿勢を崩しやすい」ということで、これはネット上にあふれているスーパーカーのクラッシュ動画そのまま。

そしてその「加速」というのはけして非現実的な速度域を指すのではなく、ぼくらが日常的に走る速度域でこそ起きやすいもので、これはまさに清水草一氏の言う「スーパーカーの事故のほとんどは料金所（からの加速）で起きている」というそのまんま。

反面、日常的な速度からの減速に関しては、あまりに強力なブレーキと優秀なABSによって「まず思いっきりブレーキを踏めば、確実に止まる」というのも今回再確認できた部分。

加えて、最近のクルマのABSは「ABSが作動していてもステアリング操作通りの挙動を示す」ため、とにかく危ないと思ったらアクセルを離してブレーキを強く踏み、進みたい方向を真っすぐ見ながら落ち着いてステアリング操作を行なうことが重要だと思います。

今回のジムカーナイベントでは思うような走りができなかったものの、ウラカンEVOの限界域での挙動、そして姿勢を崩した際の恐ろしさ、そもそもどうすればバランスを失うのかを学ぶことができ、もちろんこれは通常走行においても役立つことだと考えられ、今後の安全運転に一層役立つのは間違いなさそう。

よって今回の試乗会は非常に有意義なイベントであったと捉えており、改めてこういった機会を用意してくれたランボルギーニ大阪/神戸さんには感謝です。

ランボルギーニ・ウラカンEVOでジムカーナを走った際の動画はこちら

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