| これでいよいよクラウンスポーツの納車がカウントダウン状態に |
あとは任意保険の手配を行えば「納車を待つだけ」
さて、ぼくのトヨタ・クラウンスポーツが(トヨタの工場から)ディーラーに届き、そして無事に登録が完了との報告。
そして車検証に記載されている登録時の数値を見てみると、車体重量は1,820kg、車両総重量2,095kgとなっていて、これはそれぞれカタログ値よりも10kg重くなっているものの、パノラマルーフを装着しているので標準の1,810kgから10kg重くなっているわけですね(カタログにもその旨記載がある)。
車検証上の車体サイズは全長4,720ミリ、全幅1,880ミリ、全高1,560ミリですが、こちらはカタログ値と「全く」同じです。※ときどき車体重量とカタログ値が異なるクルマを見ることがあるが、車検証記載の車体寸法がカタログ値と異なるクルマは見たことがない
トヨタ・クラウンスポーツの前後重量配分は「55:45」
そしてぼくが車検証にていつも気にしているのが前後重量配分。
これは車軸ごとの重量によって判断することができ、クラウンスポーツの場合は「前前軸重1,010kg、後後軸重810kg」と記載されており、つまり前後のバランスは「55:45」となって”フロントヘビー”。
しかしながら、これまでに乗ってきたフロントエンジン車だと、アウディTT(4WD)では60:40、ミニJCW(FF)だと64:36なので、クラウンスポーツはフロントエンジン車にしてはかなり「理想的な配分に近い」と考えることも可能です。
参考までに、フェラーリ・ポルトフィーノはフロントエンジンながらも前後重量配分が47:53と後ろのほうが重くなっていて、これはトランスミッションを前ではなく後ろに積む「トランスアクスルレイアウト」を採用することに起因しています。
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フェラーリ・ポルトフィーノの登録完了、車検証上の重量は公称値の1,664kgに対して1,750kg。「乾燥重量」「車両重量」「車両総重量」の違いとは?
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「乾燥重量」「車両重量」「車両総重量」とは?
そこで自動車における重量表記についておさらいしたいと思いますが、おおよそ自動車の重量表記は3パターンあり、ひとつは「乾燥重量」、2つ目は「車両重量」、3つ目は「車両総重量」。
ここで順番に見てみると、まず「乾燥重量」については、車体に冷却水やオイルなどの液体を入れない状態で、この状態では当然エンジンをかけてクルマを走らせることができないのですが、こういった表記を行う理由としては「モータースポーツへの参戦を考慮している人のため」。
一般にレースにおけるレギュレーションにて定められる「重量」とは乾燥重量のことを指しており、よってそのクルマを購入してレースに出ようという人の指標となるように「乾燥重量」を記載しているわけですね。
この「乾燥重量」はロードカーにおいては意味を持たないものの、スーパーカーメーカー側の事情として「モータースポーツを意識したクルマである」「ちょっとでも軽く見せよう」という意図により、市販車においても乾燥重量という表記を用いている(そしてそれが慣習になっている)とも言われています。
よってスーパーカーにおける「(メーカー公称の)車体重量」とはこの乾燥重量を指していることが多く、たとえば フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンの場合は基本的に乾燥重量を公称値として採用していています。
ちなみにですが、 フェラーリ・ポルトフィーノの場合は乾燥重量が(公称値で)1,545kg、同じく公称値での車体重量( フェラーリでは空車重量と表現している)は1,664kgとなっており、つまり油脂類や冷却水を入れ、ガソリンを満タンにすると119kgも増えてしまう、ということになるわけですね。
そして次は車両重量について。
これは車検証上ではそのまま「車両重量」と表記されるものの、自動車メーカーのウエブサイトやカタログでは「車体重量」「車両総重量」もしくは「空車重量」と表記されることも。
そして車検証上の基準に則って説明するならば、これは「乾燥重量」状態のクルマに対してガソリンを満タンにし、そして冷却水やオイルも注入して「走れる状態」としたものです。※上の例のように、だいたい100kgちょっと増えるのが通例である
ただ、 フェラーリは ポルトフィーノの「空車重量(車両重量と同義だと思われる)」については1,664kgとしているのに、車検証上の車両重量は1,750kgとなっていて、この”プラス100キロ”は全くのナゾ(イタリア車にはよくある)。
一方で以前に乗っていたポルシェ718ケイマンだと、ポルシェが公表している空車重量である1,390kgに対して実際の車検証上の車両重量も1,390kgであり、これは他に乗ってきたマカンS、911(997)、981ボクスターなどでも同様だったので、ポルシェが公称値として掲示している「空車重量」は非常に正確であるということになりますね。※経験上、アウディでも同様であった
そして最後は車検証上の「車両総重量」。
これは至極簡単であり、上の車両重量に対して「乗員がフル乗車したと仮定した重量を加えたもの」。
具体的には乗員ひとりあたり55kgと計算しますが、クラウンスポーツの場合は55kg×乗車定員5名=275kgとなり、1,820kgに275kgを足して2,095kgとなるわけですね。
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