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【競売】初代アストンマーティン・ヴァンテージ・ヴォランテ(1986)。現代の車にはない美しさは宝石のよう

2018/07/24

| 初代アストンマーティン・ヴァンテージのハイパワーバージョンが競売に |

アストンマーティン・ヴァンテージ・ヴォランテがオークションに登場予定。
今回オークションへとかけられる個体は「Xパック」が装着されたもので、出力は標準の320馬力から一気に432馬力へとパワーアップ。
アストンマーティン・ヴァンテージ・ヴォランテは1972年から製造開始された「アストンマーティンV8」の最終型とも言えるモデルのオープン版で、生産台数は166台。
そのうちの78台のみが上述の「Xパック」を備えることになります。

78台しか存在しないハイパワー版

アストンマーティン・ヴァンテージ・ヴォランテ”X-PACK”のエンジンは5.4リッターV8で、0-100キロ加速は6秒以下、最高速度は時速258km/h。
外観上も通常モデルと相違があり、新形状のボンネット、大型フロントスポイラー、フレアフェンダー等が専用装備としてあげられています。

今回の個体は1986年製となり、アストンマーティン自身が当時「展示用モデル」として用いた由緒正しいもの。
1987年には一旦登録されていますが、その後個人コレクターに売却されるまではアストンマーティン自身が保管していた、という記録が残っているようですね。。
1990年には大規模な整備を受け、さらに2008年には140万円ほどを投じて再塗装。

この時代の車には多かったホワイトレザーが印象的。
面積の大きなウッドパネル、そしてボディカラーとマッチしたカーペットがなんとも美しいと思います。

それにしても古臭さを感じさせないデザインは「さすが」アストンマーティン。
新車時には「22層」塗装が施されたそうですが、もちろんレストアにおいてもそれは再現されたと考えて良さそう。

実に32年も前の車ではありますが、走行距離は51,499キロにとどまり、画像の通り新車と見まごうほどのコンディションも保っています。

開催元はシルバーストーン・オークションとなり、落札価格は最高で4700万円と見積もられ、やはりアストンマーティンのクラシックモデルは確実に「資産」だと言えそうです(昨年には1984年モデルのアストンマーティン・ヴァンテージ・クーペがオークションに登場し、その際の価格は4000万円ほど)。

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