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アストンマーティンの販売が前年比2.2倍、赤字幅も1/3へ減少し急速に業績が好転。新しい経営者はリスクを恐れずに同社を買収した甲斐があったようだ

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アストンマーティン

| やはり富を得られるのは「他人が二の足を踏んでいる時」に恐れずに踏み出した人であるようだ |

現在のアストンマーティン所有者は「投資家+クルマ好き」という最強の属性を持っている

さて、先日アストンマーティンは北米における2021年第1四半期の販売台数を好評しましたが、今回は「上半期」。

これによると、前年同期比にて販売台数が224%となり、トータルでの販売台数は2,901台(前年は2,006台)。

さらに利益は昨年の1億4600万ポンドから4億9880万ポンドへと大きく伸び、その結果として赤字幅が昨年の2億2700万ポンドから9100万ポンドへと大幅に減少しています。

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やはりローレンス・ストロールの経営手腕はスゴかった

そしてもちろんこの伸びを牽引したのはDBXであり、2,901台のうち半分以上となる1,500台超を販売した、とのこと。

なお、このDBXは昨年7月に生産を開始したばかりということを考慮すると「驚くべき伸び」であり、今後生産が効率化されてゆくにつれ、販売台数が伸びることになりそうです。

このままゆけばアストンマーティンは早々に黒字転換できる可能性があり、現オーナーのローレンス・ストロール氏は「いい買い物をした」と考えていいのかもしれません。

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なにごともタイミングが命

アストンマーティンはコロナウイルスの蔓延とともに急速に業績が悪化し、倒産ギリギリのところでローレンス・ストロール氏(投資家でF1チームのオーナー)に買収されていますが、同氏は投資家でクルマ好きということから優れた経営手腕を発揮しており、まずはメルセデスAMGとの提携によって資金を確保し、さらにはメルセデスAMGのボス、トビアス・メアース氏をアストンマーティンCEOへと招聘(もちろんメルセデス・ベンツの意向もある)。

さらには進行中であった「ラゴンダ」「新開発のV6エンジン」をバッサリ切り捨てており、こういった「切り捨てができる」というのは優れた経営者の資質でもありますね(スバルも同様に切り捨てが上手い)。

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そうやって集中すべきところへと集中し、スポーツカーセグメントにおいてはメルセデスAMGと「F1のペースカー」をシェアすることで認知度を高めていて、このあたりはメルセデスAMGとの提携効果をいかんなく発揮しているところ。

この提携効果については、今後のニューモデルにおいてさらに効率的に発揮されることになるものと思われ、これによって信頼性はもちろん性能、さらには収益も大幅に改善されるものと思われます。

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そしてDBXが登場

ただ、これだけでは収益改善に即効性はなく、そこで利益改善に大きく貢献したのがDBX。

しかしこのDBXはローレンス・ストロール氏が企画したわけではなく、前任CEOのアンディ・パーマー氏が進めていたプロジェクトであり、ローレンス・ストロール氏が経営を引き継いだ数ヶ月後に「運良く」登場し、文字通りアストンマーティンの救世主となっています。

ここで注目すべきは、ローレンス・ストロール氏の判断であり、「瀕死の」アストンマーティンを(おそらくは)底値で買ったということ。

当時のアストンマーティンの状態は「最悪」で、世界的な雰囲気もコロナウイルスのおかげで「暗黒時代に突入する」といった風潮があったわけですね。

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そういった時期にアストンマーティンを買おうという企業や人物はなかなかおらず、しかし同氏は「踏み切った」ということに。

その判断の中には「メルセデスAMGとの提携」「F1チームの運営効率化」、さらには「じき発売されるDBXが経営状態を好転させる」という判断があったのだと思われますが、将来的に上向くだろうと考えていても、暗い雰囲気の中で投資を行うことは容易ではなく、しかしそこは投資家の本領を発揮して「将来的な利益のためにリスクを踏んだ」のだと考えられます。

つまり、アストンマーティン買収後にDBXが登場し利益の改善がなされたのは「偶然」ではなく、自らが引き寄せた「運」であり、また「必然」だと言えます。

アストンマーティンDBX

そして現在のところ、アストンマーティン買収という判断は間違っていなかったと考えてよく、長期的に見て、ローレンス・ストロール氏は「もっともいいタイミングでアストンマーティンを買った男」と呼ばれることになるのかもしれません。

もちろん、これは「チャンスを見極め、リスクを恐れずに踏み込んだ」人にだけ与えられる称号でもありますね。

今回、業績の好転につき、ローレンス・ストロール氏は、「当社製品に対する需要、新製品のパイプライン、そしてそれを実行するために配置されたチームの質の高さは、当社の継続的な成功に大きな自信を与えてくれます。当社初のSUVであるDBXの成功を受けて、さらに2つの新製品を発表し、今後もエキサイティングな製品を発表していくことで、当社は成長に向けて万全の体制を整えています」とコメント。

もちろん、2つの新製品とは、最近発売されたばかりのヴァルハラ、そしてハイパーカーのヴァルキリーを指しています。

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参照:Automotive News

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