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101台製造の予定だったところ65台しか作られなかったアストンマーティンV12ザガートが競売に。今では希少な「自然吸気V12+MT」という組み合わせを持ち高騰必至

投稿日:2023/01/05 更新日:

101台製造の予定だったところ65台しか作られなかったアストンマーティンV12ザガートが競売に。今では希少な「自然吸気V12+MT」という組み合わせを持ち高騰必至

| ザガート各モデルは後になって大きくその価値を上げることが多い |

いつ見てもザガートの仕上げの美しさには驚かされる

アルファロメオ・ジュリアSWBザガートを発表したことで再注目を集めているイタリアの名門コーチビルダー、「ザガート」。

これまでにはアルファロメオ以外にも様々な自動車メーカーのクルマをベースとしたコンプリートカーをリリースしており、今回RMサザビーズ主催の競売に出品されるアストンマーティン V12 ザガートもその一台。

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アストンマーティン V12 ザガートは両社の協業50周年記念モデル

アストンマーティン V12 ザガートは「アストンマーティンとザガート」両社のコラボレーション50周年記念モデルという位置付けとなっており、2011年のヴィラデステ・コンコルソ・デレガンツァにて初公開されています。

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このV12ザガートは、アストンマーティンV12ヴァンテージをベースにした”いかにも(小さなクルマに大きなエンジンを詰め込むという)アストンマーティンらしいモデルであり、ハンドメイドのアルミニウム製ボディを持ちますが、そのデザインは大きく変更され、ザガート伝統の「ダブルバブル」ルーフを備えているのは見逃せないところ。

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ヴィラデステ・コンコルソ・デレガンツァではデザイン賞(コンセプトカーおよびプロトタイプ部門)を受賞し、2012年に限定生産を開始することとなっていますが、瞬く間に当時のアストンマーティンのラインアップの中で最も魅力的なクルマという評価を得ることに成功しています。

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そしてこのアストンマーティン V12 ザガートは、エレガントな内外装にかかわらず軽量性そして空力を重視した開発がなされており、かつモータースポーツを想定した装備も持っていることが特徴で、耐久レース参戦を視野に入れた120リットル大容量レース用燃料タンクを持ち、実際に2012年の第39回ADACニュルブルクリンクへと参戦し、クラス5位と6位に入賞したという実績を持っています。

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アストンマーティン V12 ザガートの製造には「通常の」ヴァンテージの5倍の時間を要する

さすがに「50周年記念モデル」だけあってアストンマーティン V12 ザガートには特段の手間がかけられており、現代の革新的な技術と歴史的な要素を組み合わせつつ、幸運なオーナーのために一台一台デザインされ、生産にかかる時間は約2,000時間、そしてこれは通常のV12ヴァンテージの5倍に相当するのだそう。

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なお、生産予定台数は101台だったものの、最終的には65台しか生産されず、その内訳はプロトタイプレーシングカー2台、プロトタイプ(ロードカー)2台、そして市販モデルであるロードカーが61台。

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おそらくは予定していた台数が「売れなかった」のだと思われますが、「当時の不人気モデルが現在の人気モデル」となるのはよくああることで、このアストンマーティンV12ザガートも「予定より少ない」生産台数が逆に(今では)その価値を押し上げたのは皮肉な事実かもしれません。

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今回出品されるV12ザガート(ナンバー037)は、ザガートとアストンマーティンのとの初めてのコラボレーションによって誕生したDB4 GTを彷彿とさせるアローログリーンメタリックで仕上げられ、この魅力的なエクステリアカラーを引き立たせるかのようにリアウィングやミラーなどにはエクスポーズド・カーボンファイバーが用いられています。

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インテリアはオブシディアンブラック、そして流れるようなパターンとコントラストの効いたステッチがレザーシート表皮を覆い、シート、ドアインナーパネル、ヘッドライナーに到るまでこだわったクラフツマンシップを感じさせる仕上がりに。

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搭載されるエンジンは自然吸気6リッターV型12気筒エンジン、トランスミッションは6速マニュアル・ギアボックス。

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この「自然吸気V12+MT」という組み合わせはもはや現在のアストンマーティンでは見られないものであり、これもまたV12ザガートの価値を向上させているひとつの理由ということになりそうですね(このクルマが発売された10年前には、今のような”ガソリンエンジン消滅”といった状況は予想できなかっただろう)。

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なお、アストンマーティン V12 ザガートは米国では認証を受けていないために公道走行用としては登録ができないものの、連邦政府の「ショー・ディスプレイ」免除による輸入が可能なモデルであり、実際に2014年にその規定に基づいて米国に輸出された個体だと紹介されています。

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その後2017年に現在のオーナーがこのV12ザガートを入手し、2018年に開催されたモータースポーツギャザリング「The Quail」に出展したそうですが、その際にはカスタムコーチワーククラスで優勝を獲得したという記録が残っており、オーナーは文字通りのコレクションアイテムとしてこのクルマを保管していたと考えてよく、(ほとんど乗らなかったのか)現在の走行距離は新車からわずか1,603マイルを表示しているのみ。

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V12ザガートは、21世紀のアストンマーティンの中で最も魅力的なモデルのひとつであり、台数から判断するならばアストンマーティンのハイパーカー「One-77」よりもさらに希少な存在だと言えるかもしれません。

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今回出品される個体には、メインのガラスキー2本とスペアキー1本、各種書類、傘、バッテリーチャージャー、カーカバーなど納車時の付属品一式が揃っており、さらには歴史的なカラーを持つということで今後に渡り高い価値を発揮しそうですね。

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参照:RM Sotherby's

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