| まだまだ未完成、テストを重ねて高速走行を目指す |
これまでジェットエンジンをクルマに装着したりとやりたい放題が報じられたロシアのユーチューバーたちですが、今回も”さすがはロシア”といった魔改造がまたまた登場。
この車両はなんとベントレー・コンチネンタルGTをタンク(戦車)に改造したものですが、いくらなんでもここまでの魔改造はなかったな、と考えています。
そしてこの魔改造車は「ベントレー・コンチネンタルGT”ウルトラタンク”と命名されています。
この完成度は想像以上に高かった
雪上走行のためアクスルにスプロケットを取り付け、それで4輪にキャタピラーを装着するアイテムは過去何度か見られたものの(キットが販売されているらしい)、今回のように「全輪から後輪まで通してキャタピラー」を装着する例は非常に稀。
「4輪にキャタピラー」は以前に日産が公開したジュークのタンクバージョンみたいなものですね(ここまで大がかりなものではなく、もうちょっと簡素なものですが)。
上から見ると、キャタピラーの長さはかなりのもの。
車体の全長と同じくらいですね。
アプローチアングル、デパーチャーアングルはかなりのもの。
なお、フロントバンパー下にもガードバーが装着されています。
リアはこんな感じ。
エンジンについてはとくに変更に触れられておらず、おそらくはノーマルのまま。
横から見るとこう。
ちゃんとサスペンションが装着されており、かなり本格的なシステムであることがわかります。
ちなみにドアは取り外され、キャタピラーが当たりそうな部分には安全のためかカバーが取り付けられているようですね。
なお、ドアの代わりになるようなものはなく、つまりオフロードを走行した際に巻き上げた砂埃などはモロに室内へ入ることに。
走行している様子はかなりダイナミック。
今回この「ベントレー・コンチネンタルGT”ウルトラタンク”」を製作したチームは「最高速度100キロ」での走行を目標に置いているそうですが、現時点での最高速度は時速50キロ。
タイヤを駆動するよりはかなりパワーロスが大きく、よってかなり速度が食われたりしそうで、様々な想定外の要素があるのでしょうね。
なお、「どうやって曲がるのか」は不明。
もちろん通常のステアリング(車輪を左右に切る)は役に立たず、通常のタンク同様に左右キャタピラーの回転差によって進行方向を変えているようですが、どうやってこれを実現しているのかは謎(ステアリングラックの動きで左右キャタピラーの回転を調整している?)。
見た目のワイルドさに反し、制御自体はかなり繊細なのかもしれませんね。
それでは動画を見てみよう
こちらは「ウルトラタンク」製作中の動画。
そしてこちらはウルトラタンク完成後に走行してみた動画。
VIA:AcademeG