| この価格帯での「8万台」はなかなか達成できない |
ベントレーがコンチネンタルGTの販売が8万台に達した、と発表。
コンチネンタルGTは現行モデルで「3代目」となり、初代から通じて18年間製造されています。
ベントレーは1919年に創業され、その後1931年にロールスロイスが併合するも、1971年にロールスロイスが倒産とともに国有化されることになり、その後ヴィッカースがこれらを買い取ることに。
1998年にヴィッカースはロールスロイスとベントレーをフォルクスワーゲングループに売却するものの、ちょっとしたトラブルがあったようで、ロールスロイスは2003年にBMWの手に渡り、ベントレーはそのままフォルクスワーゲングループへと残ることに。
コンチネンタルGTのデビューは衝撃的だった
そしてコンチネンタルGTは2003年にデビューすることになりますが、その美しいスタイリング、比較的抑えられた価格によって大ヒット(2ドアスタイルのベントレーとしては、1952年のコンチネンタルRまで遡ることができる)。
その後コンチネンタルGTC(コンバーチブル)、ハイパフォーマンス版のコンチネンタルGTスピード/GTCスピード、コンチネンタルGT V8/V8コンバーチブル等のバリエーションが追加され現在に至りますが、基本的なデザインは初代から変わっておらず、いかに初代コンチネンタルGTのデザインが優れていたかがわかりますね。
現行モデルについてはパフォーマンスが大きく向上し、「氷上における世界最速記録(331km/h)」を保有していることでも知られ、第一級の動力性能を持つことも魅力のひとつだと言えそうです。
8万台目のコンチネンタルGTは「オレンジ・フレーム」
そして今回、ベントレーが8万台目のコンチネンタルGTとして公開したのは右ハンドル、そしてボディカラーはー「オレンジフレーム」。
オプションにて”ブラックライン”が装着された、コントラストの鮮やかな一台ですね。
現行モデルのコンチネンタルGTだと、価格は「コンチネンタルGT V8」の25,476,000円から、「コンチネンタルGTマリナー・コンバーチブル」の37,796,000円まで。
ベントレーはフォルクスワーゲングループの重要会議にて「アウディが直接管理を行う」ことが決定していますが、アウディとともにエレクトリック化に向かって進むことになるものと思われ、今後の方向性についても期待が持たれます。
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加えて、パーソナリゼーション部門「マリナー」も存在感を増しており、今後バカラルのような特別モデルの開発・発売が活発化する可能性も。
さらには1920年代の「ブロワー」復刻など、歴史を生かした、ほかの自動車メーカーにはできないような活動も特筆すべき点であり、常に何らかの期待を抱かせる自動車メーカーだと言えそうです。
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参照:Bentley