最近ではライトウエイトスポーツカーが増加しており、近年におけるブームの発端となったアリエル・アトムの他にレズバニ・ロードスター、KTMクロスボウ、そしてBAC MONOなどが勢力を拡大中。
今回はEVOマガジンがBAC MONOをテストしていますが、サーキットを走行させたところと、マクラーレンP1GTRよりも1秒速かった、とのこと。
なおBAC MONOはカーボン製のホイールを採用すると公表したことで知られますが、その過激なルックスの割に「公道走行可能」な車両。
EVOマガジンのテストによると現在はBAC MONOがテストサーキット(全長2.4キロ)のトップタイムを保有しており、その次がマクラーレンP1GTR(これは公道走行不可能)、そして3番手がラディカルRXCターボ500(これは反則とも言える過激モデル)。
公道走行可能なマクラーレンP1、ポルシェ918スパイダー、フェラーリ458スペチアーレはBAC MOMOの3秒遅れというタイムだそうです。
BAC MONOのエンジンはフォード製2.5リッターで309馬力を発生。
車重はなんと580キロとのことで、まさに「軽さは速さ」を地で行くモデルと言えそうですね。
なお0-100キロ加速は2.7秒、最高速度は274キロ(こういったモデルにしては最高速度がかなり高い)。
加えてBAC MONOはグッドウッドヒルクライムコース、トップギア・テストトラック、ハンガロリンクでもコースレコードを保有。
特にハンガロリンクではフェラーリ458スペチアーレに比べて9秒速く、昨年キミ・ライコネンがF1で記録したタイムの31秒遅れ、とのこと。
本来はこう言った超軽量モデルはロータスがその役割を担っていたのだと思いますが、こう言ったモデルの登場のおかげでロータスはその存在意義が薄れていったのかもしれませんね。
2016年モデルのBAC MONOが大幅アップデート。
シャシーの幅が広くなり、内装パネルはカーボンファイバーに。
これによって室内が広くなるとともに「イマドキっぽい」内装へと変更されています。
シャシーは再設計され、これによって室内は片側25ミリ広くなったとのことですが、ここで注意したいのは「25センチ」ではなく「25ミリ」。
つまり両方で50ミリしか広がっていないわけですが、これでもニュースになるほどなので、いかにもとが狭いかがわかりますね。※さらに片側3ミリをパネルで削り合計56ミリ広くなっている模様
なおパフォーマンスは強烈の一言で、ランボルギーニ・アヴェンタドールと同等の0-100キロ加速2.8秒(エンジンは2.5リッター305馬力)。
モンタレー・カーフェスティバルにて、BAC MONOの2016年モデルが公開に。
2.3リッター280馬力から2.5リッター305馬力にパワーアップ。
車重ははんと580キロとのことなので、パワーウエイトレシオはとんでもない数字に。
どれくらい速いのかというと、ハンガロリンクサーキットにおけるタイムは1:14.3で、これはポルシェ911GT3に比べて9.5秒も速く、マクラーレンP1に比べても4.5秒速い数字。
やはりBACはイギリスのメーカーになりますが、イギリスは古くではスーパー7、近代でもロータス・エリーゼやアリエル・アトムなど超軽量車(しかも大変過激)が大好きですね。
車に乗り込んでいるオッサンの満面の笑みが気になりますが、たぶんぼくもこの車に乗ると、同じような顔になると思います。