ジャガーがついに12月2日に新世代モデルを発表予定。これまでのブランドイメージを「リセット」し”超”高級セグメントへ、巨大なサルーンに加え3台のコンセプトカーも登場

Image：Jaguar

｜　このご時世で「高価格EV」への移行はひとつのギャンブルでもあり、しかしジャガーにはなんらかの勝算があるものと思われる　｜

新生ジャガーの開始価格はおよそ2000万円から

さて、現在「売るクルマがなく」「新世代ラインアップ第一弾としてのEVの発表待ち」となっているジャガー。

そしてこの新しいEVは今年中に発表されるものとアナウンスされていますが、今回ジャガーが「はじめて」そのEVのティーザー画像を公開しています。

現時点ではまだ構造的な偽装、そしてカモフラージュ用のシートで全身を覆われた状態ではあるものの、一見して非常に大きく堂々としており、クーペスタイルのリアセクションを持っているように見えますね。

現在、イギリスにてテスト走行を実施中

ジャガーはこれまでのイメージを一新し、一気に「超高級、超高価格」へと移行を果たし、つまりはそのブランドを「リセット」することに。

今のところ12月2日がこの新型車発表のXデーとして伝えられ、公開されるのはアート・ウィーク・マイアミにおいて（このロケーションを考慮しても、感度の高い富裕層をターゲットにしているであろうことがわかる）、さらには3台の「新時代を示唆する」コンセプトカーも同時に展示がなされるもよう。

これらをもってジャガーはメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWといったセグメントからベントレーやマセラティの領域に達することを狙うこととなるわけですが、スタート価格は13,000ドル（現在の為替レートだと約2000万円くらい）になるということも伝えられています。

Image：Jaguar

「これは非常にインパクトのある存在感を持っています。プロポーションに関しては、今までのジャガーとはかなり違います。そこに到達するために、デザインチームを3つのグループに分け、3ヶ月で異なるデザイン言語で17台のフルサイズモデルを製作しました。その中には既存のものもあれば、まるでSF映画から出てきたようなものもありました。最終的に選んだデザイン言語は豪華で、道路で目立つこと間違いなしです。そして12月には、新しいデザイン言語をお披露目します。」

ジャガー マネージングディレクター　ローダン・グローバー

それでもこれら画像を見る限り、最終的なプロダクトがどのようになるかは判断が難しいところで、しかしそのプロポーションは目を引き、非常に長いノーズ（ピュアエレクトリックカーなのにAピラーを前に出さず後ろに下げている）と高いベルトラインを持つこと、ロールス・ロイスを連想させる屹立したグリルを持つこともわかりますね（ただ、これはEVなので吸気や冷却のためのグリルは必要なく、よってなんらかの特徴的なデザインが施されるものと思われる）。

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参照：Jaguar