| ついにロータスも自動運転を搭載する時代に |
新世代のロータスはどんなクルマを送り出してくるのか楽しみだ
さて、ロータスは先日より新型エレクトリックSUV「タイプ132」のティーザーキャンペーンを開始していますが、今回第二弾となる「SEE」と題した動画を公開。
ちなみに前回は「BREATHE」という、呼吸をテーマにした”アクティブシャッター”を備えるフロントグリル(おそらくはバッテリーやモーターの温度によって自動的に開閉が行われる)を示したものでしたが、今回はSEE=見る、というテーマを持っています。
ロータスは何を「見る」のか?
そして今回の15秒という短い動画にて示されるのはルーフに装着されるLIDARシステム。
これは「クルマの目」であり、「先駆的なインテリジェント・ドライブ・テクノロジー」において重要な役割を果たすことになると説明されており、この技術はSUVのタイプ132だけでなく、自動車メーカーの新世代電気自動車すべてに採用される予定なのだそう。
ロータスが「自動運転」を全面に押し出したティーザー動画を公開するというのはちょっと驚きではあるものの、これは現在ロータスが属する吉利汽車傘下のブランドすべてが進む方向でもあり、シナジー効果を出すためのものだと考えられます。
なお、このLIDARシステムは「周囲の状況を把握する必要がある」という性格上、クルマの一番高いところに取り付ける必要があり、そのために見た目がいまひとつよろしくないと考えていて、今後各自動車メーカーがこのLIDARシステムをどう処理するのかはひとつの見どころですね。
ロータス・タイプ132の加速はスーパーカー並み
すでに公開されている情報によると、ロータスの新型SUV「タイプ132(発表時には、ほかのモデル同様、Eで始まる名称が与えられるものと思われる)」のバッテリーについて、最大120kWhのバッテリーが搭載され、最先端の800ボルト高速EV充電システムが採用されることも明らかに。
現時点では、その他の仕様や満充電あたり航続距離は明らかになっておらず、しかしロータスによれば、停止状態から時速60マイル(96km/h)をわずか3秒程度で加速する、とも。
なお、この3秒というのは一般的に「スーパーカーと同等(フェラーリやランボルギーニだと2.8秒くらい)」であり、参考までにエミーラの4気筒ターボ版の0−100km/h加速は4.5秒という数字です。
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今回、そして前回のティーザー画像の冒頭には様々な文字列が表示されているので、今後はおそらくそれら文字列を表す機能が順次公開されてゆくものと思われ、徐々にその詳細が明らかになってゆくのでしょうね。
ロータス・タイプ132のティーザー動画第二弾はこちら
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参照:Lotus Cars