| 日本への入荷台数は非公開 |
日本でもマクラーレン・セナ(McLaren SENNA)がついに公開。※画像はWEB CGより
発表の場となったのは東京の「増上寺」で、大倉正之助氏による能楽囃子大倉流大鼓も披露された、とのこと。
先日のラ・フェラーリ・アペルタの「土俵入り」や、アストンマーティンの「和風パーティー」など、いずれのメーカーも比較的「日本」の文化を重視した舞台設定を行うことが多いようですね。
なお日本円での価格は設定されず、為替差益/差損を防ぐために「ポンド」建てでの販売が行われ、これは「ポルシェ918スパイダー」で採用されたのと同じ手法(ポルシェの場合は”ユーロ”)。
ポンド建ての価格は675,000GBPで、これは日本円に換算すると9926万円。
マクラーレンP1は日本円での価格が設定されていて96,615,000円となりますが、これよりも「ちょっと高い」ということに。
日本は割安な価格設定?
マクラーレンによると、「日本でのセナの価格は他国に比べて安い」とのこと。
これはそもそも自動車にかかる関税がゼロであること、高額商品や贅沢品にかかる付加価値税や贅沢税が日本では導入されていないことが理由で、実際にランボルギーニも「本国よりも安い価格設定」に。
↓日本っぽい発表会場
マクラーレン・セナは500台限定での発売で、当然ながら「すでに完売」と伝えられるクルマ。
マクラーレン渾身のハイパーカーながらも発表時にはそのデザインが大きな論争を呼び、マクラーレンはこの火消しのためか「デザインは走行性能のために犠牲になった」というコメントのほか、「セナのすべてはパフォーマンス最優先」と主張しています。
各メディアとも日本におけるセナ発表会の様子を公開していますが、おそらくWebCGの記事が最も画像が豊富で美しく、かつ解説もしっかりなされているようですね。
詳細はWebCGを見ていただくとして、その一部をここで紹介したいと思います。
こちらは会場に展示されていたというレーシングスーツ。
ヘルメットは1993年のオーストラリアGPで優勝した際に使用されたものだそう。
そのほか、会場ではマクラーレンのアジア・パシフィック地域担当、ジョージ・ビッグス氏によるプレゼンが行われ、様々な解説が行われた模様。
こちらは「3kgしかない」と発表されたシートで、その着座角度は「V字腹筋」レベルです。
カーボン製のモノコックシャシーは「カーボンモノセルⅢ」へとバージョンアップ。
シリアルナンバーが記されるプレート。
数字が全部ゼロなので、この個体は「プロトタイプ」ということなのでしょうね。
リアウイングはこんな形状。
これまでに発表されたオフィシャルフォトで見るよりも複雑な形状を持ち、かつステーも太く見えますね。
日本は「スポーツシリーズ」において第三位の市場であることも述べており、日本へ入ってくるセナの台数は非公開ながら、「けっこうな台数が」入ってくるのかもしれません(とくに日本ではアイルトン・セナの人気が高い)。※全車種含めると4番目
マクラーレンのセールス責任者「日本は4番めの市場。ポルシェ911からの乗り換えが多い」
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