| テスラのエントリーモデル「モデル3」はモデルS同様に速いのか? |
テスラはその最新ラインナップ「モデル3」のデリバリーを本格化させていますが、今回そのモデル3とマクラーレン570Sとのドラッグレース動画が公開に。
テスラ「モデルS」、マクラーレン「720S」はそれぞれ直線加速においては無敵とも言える速さを誇っており、今回はそれぞれのメーカーの「エントリーモデル同士」の対決ということになります。
マクラーレン「720S」は加速競争王者だが
マクラーレン570Sは3.8リッターV8ツインターボエンジンを持ち、570馬力を発生。
駆動輪は後輪のみ、そして0-100キロ加速は公称値で3.2秒。
対するテスラ・モデル3のグレードは「パフォーマンス」。
これは450馬力のデュアルモーターAWD仕様で、0-100キロ加速は3.5秒と公表されています。
そして動画を見ると驚愕の結果となっており、ドラッグレース(ゼロヨン)だとスタートからモデル3がマクラーレン570Sを引き離してゴール。
まさに衝撃とも言える展開ですが、「エントリーモデルとはいえど、マクラーレンがテスラの後塵を拝するとは」という感じですね。
とにかく「EVおそるべし」ともいえ、モデル3ですらこのパフォーマンスであれば、まだまだ発売は先になるとは言えど新型テスラ・ロードスターの「0-100キロ加速1.9秒」はまず間違いなく実現できそう。
なお、テスラ・モデル3・パフォーマンスAWDの価格は「BMW M3一台分」とされるものの、マクラーレン570Sは「M3二台分」。
これはモデル3が「コスト削減されている(品質が落とされている)」というわけではなくEVの構造に起因するもので、というのはEVはガソリンエンジン車に比べると吸排気系やトランスミッション、ドライブトレーンの一部が必要なく、そのぶんコストも割安、ということに(一般にEVはガソリン車に比較してパーツが40%ほど少ないと言われる)。
加えてガソリン車だとトランスミッション含むドライブトレーンにてパワーが「ロス」されるものの、EVだとそういった損失も最小限で、かなり効率が良いということになりそうです。
つまり、EVは加速においてコストパフォーマンスと効率が相当に高い車だということになりますが、以前にイーロン・マスクCEOがツイートした「モデル3の原価は28000ドル」ということをそのまま受け取ると、「原価28000ドルのクルマがマクラーレン570Sを負かすのか・・・」というのもまた驚き。
それでは動画を見てみよう
こちらがその驚愕の結果となるテスラ・モデル3とマクラーレン570Sとの加速競争動画、「Is a Tesla Model 3 Faster than a McLaren 570s in a 1/4 Mile Drag Race?」。
そしてこちらはテスラ・モデルS P100Dとマクラーレン720Sとの加速競争、「Tesla Model S P100D vs Mclaren 720S DRAG RACE, ROLLING RACE & BRAKE TEST」。