| 「GTR」「LM」はすでにアルティメットシリーズの定番に |
マクラーレンが「セナLM」をリリース。
今回画像を公開したのはマクラーレンの正規ディーラー「マクラーレン・グラスゴー」で、セナの新たなシリーズとしては先日の「セナ・カンナム」に続いて、ということになりますね。
なお、マクラーレン本体はこれらについて全く触れておらず、セナLMは上述のようにディーラー経由、セナ・カンナムはそのオーナーから画像が公開されることに。
マクラーレンは限定シリーズをどんどん拡大
マクラーレンはそのトップレンジとして「P1、セナ、エルヴァ、スピードテール」を内包する”アルティメットシリーズ”を持ちますが、P1には「スタンダードなP1」そして「サーキット走行用のP1 GTR」、「P1 GTRを公道走行可能な仕様にしたP1 LM」が存在していて、セナもこれとまた同じラインアップを持つことに。
加えてセナは「セナ・カンナム」、「セナXP」という、P1にはなかったラインアップを持つに至っているということになりますね。
マクラーレンが「セナ」をさらに「セナの偉業を称える」仕様へとカスタムした”セナXP”を3台のみ発売。価格は標準モデルの1.5倍
マクラーレン・セナLMはこんなクルマ
そして今回のマクラーレン・セナLMですが、これは先日カーコンフィギュレーターの画像がチラリと流出したもの。
通常のセナとの変更点としてはよりアグレッシブに見えるフロントバンパー、ルーバー付きのフロントフェンダー、ルーフ上のシュノーケル、マクラーレンF1 HDF風のホイール、4本出しのテールパイプといったところ(詳細は明らかではない)。
おそらくドアのサイド、ルーフトップはガラスからカーボン製のパネルへ。
これは車体中央から離れたところ、高い位置にあるパーツを軽量なパーツへと交換するという意図があるものと思われます。
なお、セナではこれら部分が「ガラス」ですが、重量を無視しているわけではなく、ガラスのうちでも軽量な「ゴリラガラス」を使用。
ただしマクラーレンは以前、「さらなるパフォーマンス追求のため、これらをカーボンパネルに置き換えることができる」とコメントしており、今回これを実施したということなのかもしれません。
そしてテールパイプは4本出しで、これは「セナ・カンナム」と同じ仕様(通常のセナは2本もしくは3本)。
そしてエンド部の加工もセナ・カンナム同様。
ちなみにセナ・カンナムはアメリカ市場限定のみ3台限定と言われますが、「カンナム」自体がカナダとアメリカのみで開催れたレース。
そしてマクラーレン最初の「LM」であるF1 LMはル・マン優勝記念として発売された車であり、ル・マンはご存知の通りフランスで開催されるレースなので、「北米のカンナム、欧州でのLM」という感じでマクラーレンは振り分けを行ったのかも。
こちらがマクラーレン・グラスゴーが公開したセナLM。
こちらはセナGTR。
VIA: McLaren Glasgow