| フロントとサイドは”GT”、リアは”エルヴァ”のようだ |
さて、フルモデルチェンジが囁かれるマクラーレン「スポーツシリーズ」。
スポーツシリーズはマクラーレンの最量販シリーズであり、その上には「アルティメットシリーズ」、「スーパーシリーズ」というヒエラルキーにて構成されています。
そして「最も売れている」シリーズだけにマクラーレンはこのモデルチェンジを失敗するわけにはゆかず、しかしスパイフォトを見る限りでは、大きくその雰囲気を変るというチャレンジを行なってくるようにも。
一見するとスポーツシリーズというよりは「GT」に近いようにも見えますね。
スポーツシリーズはやや大人しめに?
今回のプロトタイプを見ると、かなり完成度は高く、つまり市販モデルに近いデザインを(カモフラージュの下に)持っていると考えて良さそう。
フロントバンパーは分厚い偽装パーツで覆われるものの、メッシュグリルの下にはフィンのようなものが見え、その上のデイタイムランニングランプ(ウインカーと兼用しているようだ)、ヘッドライト内部構造も確認可能。
ヘッドライト外形やフロントフード形状は現行570系や540C、600LTと近く、そのために大きく第一印象は変わらないのかもしれませんが(ドアミラーも変更がほぼないように見える)、サイドの処理は大きく異なり、ドアパネルが「比較的普通」の形状に。
ちなみにこちらは現行570Sスパイダー。
フェンダーやドアの中に「エアが流れる」スリットがあり、しかし新型スポーツシリーズではそれが見られないようですね(カモフラージュされているだけかもしれない)。
そしてリアフェンダーは「GT」に近い形状を持っていて、しかこれも「そう見せている」つまりカモフラージュなのかもしれません。
ちなみにこちらはマクラーレンGT。
全般的に見て、新型スポーツシリーズはGTのデザインに近くなると印象がますます強くなりますね。
現在のデザインから「GTのデザインに近づく」理由は不明ですが、単に「GTのデザインの評判が良かった」からなのかもしれず、となると人々は(意外にも)マクラーレンに対し地味なデザインを求めていたということなのかも。
こちらは新型スポーツシリーズのリヤビュー。
ディフューザーにかろうじて現行スポーツシリーズの面影を残すものの、全体的には新しいデザインへと移行するようですね。
テールランプも「GT」のようなバー状を持つようで、しっかしその幅が均一ではないところ、テールパイプの位置からして、GTよりもエルヴァに近いようにも思えます。
今回のプロトタイプについては、以前のものとは異なり「エレクトリクパワートレーン」を示すステッカーはなく、となるとハイブリッドではないのかも。
新型スポーツシリーズはハイブリッド化され、パワートレーンは現在のV8ツインターボから「V6ツインターボ+ハイブリッド」へ変更されるとも言われますが、もしかすると(コスト面や、ハイブリッドの不人気に備えて)V8ツインターボも残されるのかもしれませんね。
VIA:Motor1